雀荘訪問記(場)

現実でやや疲弊していたため……気晴らしが……したい……という気持ちになり、なんとその気晴らしに突然物理麻雀大会を申し込んだ。もちろんフリーに行くという手もあるのだが、予約をすれば外出予定から逃げられないので。これは圧倒的成長だと思う。嘘。成長とは限りません。引きこもり以外が滅びる世界が明日来るかもしれませんので。でも物理麻雀を楽しもうという気持ちになったことは成長です。

改めて眺めてみると土日っていつもどこかで麻雀大会が開かれている。すご。物理麻雀大会って4人集めなきゃいけないから主催の人達の苦労は察して余りあるという感じだ。といっても私もコロナ下で一回当選した大会をキャンセルしたことがある。全然直前ではなかったが……それをずっと……負い目に感じています……。
東風戦9回バトルだ!8月ずっと東風戦を打ってたのでいいなと思った。それに鈴木優プロといえば鳳東だから。
Mリーグルール43132134で成績はプラマイゼロくらいかな……。でも今日は点数申告最悪でした。途中でやや落ち込んだ。
失敗した点数申告
(親)三色のみ:2飜40符=3900
(親)リーのみ(北が暗刻だったが残りの2符がいつついたのかわからねぇ……):1飜50符=2400
(親)ツモ赤赤ドラドラ=4000オール
(子)リーチ平和ドラ=3900
(子)リーチ平和赤ドラ=8000
(親子)数々の本場
薄々そんな気がしていたが親の点数を勘で申告していることがわかった。親番4回に1回しか来ねぇんだもん。1.5倍にならないし。あと誤申告をすると普通に通ってしまうケースがあることに気がついた。人の手牌なんていちいち確認しないもんな……。やっぱ点数申告システムは欠陥だよ……。
成功した点数申告
1000、5001000、13002600、30006000、10002000
全然Piratesファンのコミュニティを知らんし優プロ(理屈はわかるんですがこの呼び方すげーはずい)と話せるかな……と思ったが、雀荘で働いた人間ぽい気遣い・会話のホスピタリティみたいなのがすごくてびびりました。最近昇段して外面十一段になったらしいです(天鳳位ってこと?)。最高位戦A1のこととか話せて嬉しかった。
参加者は15人中、女性が3名、若年層多めという感じでした。やや怖い顔で所作がびしばししてるお兄さんがいたがこの人も優プロに会いたくて来たんだ~と思うとちょっとほっこりした。
後見回が一回あり、東風戦ということもあって戦闘民族っぷりを見れて満足です。やっぱ後見って好きだな。4cmの最終手番で見えてる親満に対して明らかな危険な牌だけで構成されてて面白かった。トップ目から大放銃してました。
大会後に1時間ほど懇親会というラフなコミュニケーション時間がありました。いいシステムですね。
でもどう会話のきっかけを作るもんなんだろ……と思ったら突然優プロからプロ試験で出るような麻雀クイズが出題されてウケた。会話デッキそこなんだ。その後、優さんはカンパ?により1時間で8杯くらい酒を飲まされてまぁまぁ酔っており、なんだか楽しそうでよかった。酒を飲んでもいいと知っていれば日本酒を差し入れたのに……(常連さんか?)
しかし今日はコミュニケーションが終わりの日だったな……。会話に対して気の利いた返しもできず相手の発言に対し先回りで思い込みをしてずれた回答をし会話の輪に事前に入る努力を怠り話の途中で学生時代の情景がフラッシュバックする……いいですね……こういう日があると自分の本質を思い出すよ……。
でも帰り際に優プロに「麻雀の競技性がお好きなんですね!」って言われてちゃめちゃ嬉しかった……。麻雀を打ちたいなと思って始めた日が、他人に伝わり、そう締めくくられたことにちょっと感動した……。
まーじゃんくいずめも
  • 134p→2pチー打1p→4pが通る
    これ木原さんのブロマガかなんかで絶対読んだけど忘れた
  • 222p222s2223444m(ドラ5m)
    5面張でどれも打点が全部違う牌姿
    1m三暗刻
    2mタンヤオ三暗刻三色同刻
    3m四暗刻
    4mタンヤオ三暗刻
    5mタンヤオドラ三暗刻三色同刻
  • ドラポン(和了りたい手の意)→2pを234pチー→打6m→打北(安牌の意)
    6mまたぎ否定とチーが食い延ばしであることが否定される。食い延ばしということはくっつきの形に取るということ。くっつきなら孤立として優秀な6mは残すよねという思考。5pのまたぎの36p、47pが否定(一応2pまたぎの14pも?)

二人で本屋ダンジョン・バトル

一人で本屋ダンジョン・ノーバトルを読んで哀れんだ友人氏が本屋に誘ってくれたのでバトルしてきました。最初は透明書店に行こうという話だったが、あのちっちゃな書店で複数の人間が二時間も三時間もくっちゃべっていたらちょっと居心地が悪いので丸善東京店を舞台に選んだ。1F~4Fまでビルを占有しているでかい本屋。いろんなジャンルが置いてあるほうが面白いので本屋ダンジョンバトルは巨大本屋でやるのがおすすめです。

本屋バトルを終えたらノーサイドで散歩をするはずだったが(なぜ私の苦手分野ばかりを?)、普通に歩いていたら1フロア丸々残して3時間経ってしまったのでノーサンポになりました。居酒屋の予約時間ギリギリになってしまいビジネス書の棚も丸々スルーした。いろんなジャンルチェックしてないじゃないか!

人と本屋にいったら人と本の話をすると思っていたが、本屋で話せることっていっぱいあるなと気がついた。読んだことのある本の話が一番面白くないまである。次回からペダントリー禁止だ。しかし戦前の私は本屋が生み出すエンタメ力を信頼していなかったため制約が楽しさを生むと力説し、以下の様なルールが設けられた。

  1. 予算4000~5000円以内(3冊程度想定)
  2. 以下の条件を2つ引き、どちらかを満たす
    • タイトルがひらがなに直した時10文字
    • 動物がテーマ
    • 赤い表紙
    • 特殊装丁(箔押し)
    • 100P以内
    • 出版年2000~2005
    • 作者名がひらがな
    • スピンがついている本
    • 帯が5割以上表紙を覆っている
    • 挿絵がある文庫か新書
  3. 本を推薦し買わせる行為について強制的なものは禁止とする。もし押し付けた本がいまいちだった場合「バッドエンディング00:そして誰も幸せにならなかった」に分岐するため
後日、本屋ダンジョンの体験を人に話して怖がられたのだが「今日は本屋に対して5000円使うぞ!」という決意はなかなか大したものだ。面白かったのは、その話をした相手も結構な読書家だということだ。次回は君とも勝負、と誘ったがやんわり断られた。でも結構気持ちはわかる。もちろん飲み会や飲み会など成人が普通に遊ぶ際の金額を考えれば全く大それた額ではないが、本屋に使うというのは。買う品物が決まっていないにも関わらず使う額だけ決まっているというのが。本当に欲しい本に時間内に出会えなかったらどうしよう、買った後で作者の政治的信条が相容れないものと知ってしまったらどうしよう、1巻を買ったが2巻以降を続けて買ってやれなかったらどうしよう、等。やはり本を買うというのはテクスト論者的には服屋でウィンドウ・ショッピングしているのとは訳が違うのだ。まぁウィンドウ・ショッピングもしませんけども。
買った本の話をする。
〈キャラクター〉の大衆文化 伝承・芸能・世界 2750円

これで「帯が5割以上表紙を覆っている」条件を達成。帯は邪魔めの間テクストなんですぐに捨てる派です。もう片方は特殊装丁だったけどこれは未達。
面白そう~普通に読みてぇ~つって題字がどでかく印刷された表紙を友人氏に見せたら即「好きそ~」って言われて「何!?悪口!?」ってウケたので記念に買いました。別の友人にもこの話はせず表紙だけ見せたら全く同じセリフを言われた。私そんなに普段〈キャラクター〉の話ばっかしてます!?
使いやすいな~と思っているレシピの続刊。存在は知らなかったがそろそろ新しいレシピ本が欲しかったので、おっ!と思って買った。
文庫本をラインナップに加えたことでいい感じに予算達成となった。最近興味がある鳥ジャンルの本を一冊買いたくて「鳥を読む: 文化鳥類学のススメ」と迷ったのだが、あまりにも自分でそのうち買いそうな本だったのでスルーしてタイトルが可愛かったこのエッセイ本にした。冒険した!……つもりだったが、帰途で読んていたら作者が知り合いの知り合いであることに気がついた。この分野はすぐこういうことが起こる。私の冒険返して!
麻雀の本を買わない、小説を買わない、これだけが達成できたミッションです。
元ネタの記事を読んで、自分で珍しく本屋に行って本を買ってみても思っていたのだが、私、本屋で本を買うの下手かもしんない。というか、人が買った本達はとてもすてきな本に見える。
友人氏(兼推し同人作家氏)に「あなたの生物比喩描写がバク萌えなので……」といってふざけて生物の巣作りの本を勧めたら見事一枠を射止めていたのだが(グッドエンディング01)、見ていたら自分もその本欲しくなってきた。でも一人で本屋に行ったらその本は買わない気がする。
友人氏は最終的には設けたルールを全部無視して本を買っており、本屋を楽しんでいる人間とはこういうものかと感じた。
総額:税込み4958円(レジ袋込)。勝負には……勝った……そのはずなのに……なにかに負けてしまったようなこの気持ち……どうして……?
???「わかんねぇのか。ダンジョンを愛する気持ちがないと、このバトルには勝てねぇってこと」
To be continued…(次回未定)

鳥文学研究

文学研究をしていたら動物種の違いがわからんぞーとなった。それから最近、一番好きな動物概念は刷り込みだったことを思い出してしまったので、鳥が足りんぞ!という気持ちで鳥の研究を始めます。
とりあえず、二次資料を、集めるー。
SILVER SKYに登場する羽ばたいてる鳥の種類を同定することを目指します。

鳥を読む: 文化鳥類学のススメ 2023 細川 博昭 (著)


雀荘訪問記(Q)

HQ麻雀大会!
新井さんが大会ゲストに来た時、点数計算できなくても参加できますか?って問い合わせたら優しく返事をしてくれたのが嬉しくて落選したけどめげずに忍田さん・浅井雀王のゲスト回に申し込んだら当選しました。ゲスト豪華すぎない!?一人一人呼ばなくて大丈夫なの!?

2人以上ゲストの大会だと必ずどちらかとは同卓できる上、プロ同士の会話も聞けるのでアドです。さらにはHQ麻雀大会にはレギュラーで河野さんと醍醐さんがいてどちらかと同卓できる。こんなの4人ゲストおるようなもんやないですか。案の定河野さんが永遠に醍醐さんに絡んでてよかった(今日のゲストは先輩なので絡みづらいらしいです。上下関係に厳しい直也河野)。
初めてMリーグルール以外の麻雀を打った!μルールと協会ルール。これはネット麻雀ではできないことなのでやってみたかった。
赤なしだともうちょい手役見た手作りしたほうがいいのでは。ちゃんと勉強したい気もする……。でもルール問わずリアル麻雀の方がちゃんと構想力発揮してる気がする。NAGAに否定されないからかな……。NAGAの使い方も考えもんです。
μのリーチしたら点数確定は点数申告勉強中の身としてはよかったぜ。
あとで読む。
HQ麻雀、客層もHQ……(High Qualityの略だそうです)。手牌のことなど話せてうれしかた!
麻雀教室の方も気になるなぁ。
!!!2試合目は河野さんと同卓できた!!!
前回は同卓できなかったから嬉しい……。点数計算勉強してます、って言ったらこの卓で勉強しますか?って言ってくれて気遣いの鬼かよ……と思いました。河野さんずっと卓を盛り上げるために喋ってくれてたけど自分が高打点あがった時だけ何も喋らなくて面白かった。ちょい気まずいんかい。
やっぱり直也河野すばらしい麻雀「プロ」やと思う……。目の前にするとそのエンターテイメント性がわかる。絶対A2リーグにも残留してくれ……てか早くA1に昇級して物語作ってくれ……頼む……。河野さんに、Mリーグみんな見てるんですか!?って尋ねられてA2リーグも見てまぅ……応援してまぅ……って答えられてよかったです。
3試合目と4試合目の間にぶっ壊れミニゲームシステムが導入されてた。これベルバードだだけじゃなくて汎用システムだったんだ。そもそもμルールと協会ルールとMリーグルールの順位点がミックスな時点でだいぶ壊れているが……。
!!!4試合目は忍田さんと同卓できた!!!
忍田さんが麻雀中めちゃくちゃ動くのはマジでした。ずっと指振ってる。ちょっとこれは皆さん同卓した方がいいと思います。絶対。今まで会った麻雀プロで一番会ったほうがいいと言えます。ちょっとその魅力をストレートにここに書くのははばかられます。そもそも動き続けることが魅力になるってすごくね?御年(おんとし)59だそうですが……。ずっとこの所作で生きてきたてこと!?座ってる時は普通のおじさまだったじゃないですか!
お召し物(おめしもの)もなんか動物のワッペン?刺繍?がされているシャツを着ておりおいおいおいめちゃくちゃお似合いですね専属のコーディネーターがいらっしゃいますか?と思いました。
最終試合は忍田さん、浅井さん、醍醐さん+今日の成績トップ者で対局を後見するシステム。後見やったー。
忍田さんと浅井さんが後見できるところに立てて最高でした。浅井さんのチートイツ手順もよかったし、忍田さんが和了りトップの最終局で役牌鳴かずでチャンタと一通の両天秤にかける手順もすごかった。はーいいもの見た。
1、2試合目トップ取れなかったがそこそこでまとめて3試合目がデカトップ、4試合目が大ぶりでトップ取ったので全体2位でした。ポイントシステムぶっ壊れているとはいえ嬉しい。
2位は特に何の景品もないが、クジで忍田さんが二萬を引き当ててくれて一番最初に景品の権利を得た。忍田さんが「4試合目で1位取ったおかげだね!」って言われて元気に「はい!」と答えました。寄せ書きサインがあったので即決した。サインに物的価値を感じないと言ったのですが、二位を取れたことや忍田さんに声をかけてくれたことも相まって嬉しかった……。いろんな思い出があってこその物的価値なんですね……。人間としてレベルアップできているね……私……。
写真を撮ってもらうのは無理でした(これは写真を撮ってもらいたいという欲求を覚えることが無理でしたという意味です)。でも写真撮ってもらわなくてもお話できたから満足です!

今日のやらかし
2345567pに2p引きで聴牌するのに気が付かなかった。最近こういう致命的ミス多くて凹むわ……。
あとフリテンになった時の判断めちゃくちゃになってしまって最終形が目に見えて3枚の両面待ちになってしまい忍田さんが笑ってくれました
今日の点数申告
リーヅモ平和ドラ1・13002600、發・1000、リーチ一発ツモチートイドラドラ・30006000、リーチ一発南表裏・8000などの申告に成功した。
今日はほぼ申告ミスならなかった!すごい!(打点が高いだけでは……)

この絵や特定の作者に対する批判ではないのだが、最近、麻雀プロという実在の人間のファンアート文化に触れて思うことがある。
女性麻雀プロ、同定しづらすぎ。

社会的な男女差

同定に必要なのは同属性、例えば女性麻雀プロ間の差分とその強調だ。麻雀格闘倶楽部のツイートに添付されたツイートならこの絵に載っているのは麻雀プロだと考えられるから、必ずしも日本女性全員との差別化が必要な訳ではない。
だから同属性の集団内の差分が大きい方が望ましい。わかりやすいところでは、年齢の幅は女性プロのほうが狭そうだ。上記の絵における男性プロの最高齢はなんと86歳。
女性麻雀プロは男性麻雀プロに比べてビジュアルが要求されると仮定すると、女性集団内のほうが特徴が減少するかもしれない。イケメンは描きづらいという話もよく聞かれる。
ファンは写真を参考にファンアートを描くわけで、日常的に女性が行う化粧の効果もあるかもしれない。ただ、後述するけれど、化粧でカバーされるであろう肌の質感や微妙な眉のラインがファンアートを特徴づける割合は多くはなさそう。

表現の上での男女差

身だしなみに気を使う女性プロの社会的な立場は描く側の心理にも影響する。女性プロは美人に描かなくては申し訳ないという気持ちになる。同定できること、似せることはファンアートの目標じゃない。
じゃあ女性プロが似ないのはファンアートを描く人間が素人だからなのだろうか。そもそもファンアートを描く人間はどういった人間なんだろう。麻雀ファンが誰でもファンアートという活動を行う訳ではなく、既にある程度マンガ・アニメ・ゲームオタクの素養をもっており、絵を描く活動が身近だからこそファンアートという手段を用いる描き手が多そう。この時、人間の描き方は描き手の習得してきた絵柄、即ち参考としてきた漫画やイラストレーションに影響されると考えられる。
私は漫画に詳しくないのでここは強く個人の感想とさせていただきたいが、少女漫画におけるキャラクターの描き分けなどを多い浮かべると
女性が同定しづらいのはアマチュアの問題ではないと思う。特に自分で描いて思うのは、目の表現を均質化してしまうと相当同定に影響がある。

生物学的な男女差

本来一番シンプルな仮説はこれだ。「生物学に描きやすい人間のタイプが存在し、男性と女性には差がある」。漫画が線での表現である以上、線で表す特徴が多い人間が描きやすそうだ。例えば皺の多い老人、彫りの深い人種は描きやすいかもしれない。逆に、先に述べたように化粧による肌の表面の特徴は表現しにくそうだ。
しかしモデルに似るかとモデルを同定しやすいかは異なる問題だ。若者が多い人物の中に皺がある人物がいるからその人物を同定することが可能になる。つまり男性全体の顔面特徴量と女性全体の顔面特徴量を漫画向けの特徴で重み付けして、性差を調べる必要がある。こういうの画像認識で数値化できるんだろうか。人種✕性差の交互作用は?
最初は社会学的な男女差しか考えていなかったけれど、影響がありそうな要因を列挙してみると意外と興味深い問題だ。出発地点が印象な上に答えはわからんけど。
せっかくリアルの人間を眺めることが多い昨今なので、描く立場としても研鑽していきたい。