ロッキンユー!!!眺めてて改めて思ったけど漫画で歌詞まで出して歌唱シーン描くのってやっぱりプロでも難しいもんなんだな……。歌詞をそのまま歌っている訳じゃないし読んでる側はリズムを知ってるわけじゃないし……。

いやでもわかんないな……刺さる人には刺さってるのかな……月に吠えらんねえの詩の引用部とか……。

空気全開ポエム全振りの漫画を見てるとうわっ同人っぽい!と思って嬉しくなるな。紙面ぎゅうぎゅうに詰めてしまう癖があるので。小説だとできるんだけど……恥ずかしいのかもしれない……。

何故安蘭寺くろみは安蘭寺くろみを名乗るのか?


重要参考文献である殊能将之のブログが未見のため勘違いが含まれる可能性がありますがせっかく書いたので公開します(そのためのブログだし……。)何かお気づきの際は御指摘してください。恥ずかしいので。(3/29記)
安蘭寺くろみは円居挽の最新刊、「さよならよ、こんにちは」の主に書き下ろしパート(「京終にて」)に登場する謎の女性である。
いかにも胡散臭い名前だが、本人も登場人物達に向けて「人間相手に教える名前だよ」と嘯いている。その本名は人類には認識できない音なのだそうだ。自身の正体は「本陣半の中に潜行する存在」、と語っており、おそらく鏡花の会の信仰対象であり御堂丁や御堂辺理がその身に下ろす「はたたみ様」であると考えるのが自然だろう。
さて検索してもらえばすぐにわかるが、「安蘭寺くろみ」という名前の元ネタは殊能将之の「黒い仏」だ。「安蘭寺」は物語の舞台となる架空の寺院の名前、くろみはその寺の本尊の愛称である。
「黒い仏」に関する解説はインターネットに数多くあるので詳細は譲るが(参考1)、作品全体がクトゥルフ神話を下敷きにしているそうで、安蘭寺という名前はクトゥルフという言葉のもじり、本尊の「くろみ様」は神のニャルラトホテプの像を表しているらしい(参考2)。
円居挽は殊能将之のファンを公言しており(参考3)、麻耶雄嵩の作品を始め、たびたび固有名詞を他所から引用してくる挙動を考えれば珍しいことでもない。
つまり安蘭寺くろみが安蘭寺くろみを名乗るのは、作中で人智を超えた存在として描写されてきたはたたみ様が名乗る偽名として、敬愛する作家がニャルラトホテプにつけた固有名詞を選んだからだというわけだ。そう考えると、彼女が本名を名乗る際の「空気が漏れるような、テープを早回ししたような妙な声」という描写もそれらしく思える。
(※少し飛躍はあるが、はたたみ様自身が「黒い仏」の知識をもっており、この偽名を選んだと考えることもできる。ルヴォワール作中の中では殊能作品への言及こそないものの、麻耶作品が実在していることを仮定しなければ不自然な台詞回しが見られる)
と、ここまでの論考をひっくり返すようなことを言うが何故突然、「黒い仏」なのだろう。円居の固有名詞使いが唐突なのはよくあることだが、いくらなんでも唐突過ぎはしないか?
「京終にて」の中盤には「KUROMI ANRANJI」(参考4)とローマ字表記で安蘭寺くろみの名前が登場するシーンがある。わざわざ字体を変えておどろおどろしく記されたこの一文には少し違和感がないでもない。強いて言えば、ここでローマ字表記が出てくる意義が感じられないのだ。
円居作品におけるローマ字表記といえば、丸太町ルヴォワールにおいて城坂論語が御堂達也へのメッセージとして利用した即席の暗号が挙げられる。暗号はアナグラムを利用していたため、話の流れから見ればいささか唐突に感じられるが、それこそが御堂達也がこの一文を暗号と見る手がかりになったのである。その唐突さに似た違和感が、この「KUROMI ANRANJI」にも感じられるのだ。
改めてKUROMI ANRANJIの文字を見てやると「KAMINARI」の文字が拾えることがわかる。
ルヴォワールシリーズにおいてかみなりといえば雷神の子、そして神成りの達也の象徴だ。そして何よりも安蘭寺くろみ、すなわちはたたみ様は「御神木に『落ちた』」と記されており、おそらく雷に関連する神か、雷そのものとして描かれている(今出川ルヴォワール・講談社文庫・P230)。
さてそうすると気になってくるのは残りのローマ字だが、残念ながらここからは意味のある言葉を拾えない(RNZUOの5文字)。「KAMINARI」の8文字を拾うためには「安蘭寺」と「くろみ」の両方を名前として使う必要があるため、残りを細工する余裕はなかっただろう。
つまりはたたみ様、あるいは円居挽が固有名詞として「安蘭寺くろみ」を選んだ理由はもう一つあった。はたたみ様の正体である雷を暗示させるがゆえの固有名詞だったのだ。
あとがきにて円居挽は、「さよならよ、こんにちは」には一貫して「もう失われてしまったものを書く」というテーマがあると述べている。
失われてしまった作家は、読者の記憶から消えていく。円居挽が残したかったものは、こんなところにもあるのかもしれない。
参考文献
1:http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/book/r185.html
2:http://www13.plala.or.jp/Ragnarok2/file/tyuutyuu.htm
3:https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=from%3Avanmadoy%20%E6%AE%8A%E8%83%BD&src=typd
4:https://twitter.com/vanmadoy/status/1107976521174515713 ANRANJIの綴りはANRANZIの間違いであったと作者から言及あり

友人諸氏と立て続けに会ったが全員に「アイドリッシュセブン四部らしいけど大丈夫?」と聞かれ(まだ読んでないので知りません)半数に「円居挽全然ツイッターに浮上しないけど大丈夫?」と聞かれた(円居挽の母ではないので知りません)

さよならよ、こんにちは (星海社FICTIONS)   円居 挽

双鴉橋のこと

将太の寿司を履修してなかったのでモチベーションが上がらず書いていなかったのですが(私は円居のそういう所どうかと思ってますよ!)(柏手は流石におかしいだろ!)キングレオの回想第2話双鴉橋の感想です。
>「いや、僕らは別に夫婦ではないので……」
おう。
向こうの世界のキングレオ、アニメ化している!?ますます広がるキングレオワールドだ……。いやでもこういう設定が出てくるのはありがたいですね。向こうの世界の本を作れと作者に言われているんだろうな。
>拗ねたような物言いだが、獅子丸が別に烏有を嫌ってはいないということはよく知っている。それでも一言ぐらい相談して欲しかったのだろう
おう。相談されて即座に上機嫌になる獅子丸可愛すぎるだろ。
>お前ーっ!
金魚王国?
双鴉橋、「原作が強すぎて二次創作が無理!」というファンの声に応えた円居挽の渾身の解答っぽいのにファンを威圧してるのめちゃくちゃウケてるんですが、原作を乗っ取る悪の御曹司の圧力にも大手同人御令嬢作家の圧力にも原作は負けない!正義!!!ってやってるの結構救いですね。原作が同人を逆輸入するの、不幸しか産まないから……。
いや円居挽が伝えたかったメッセージがそれかわからんが……。寧ろ上記の二次創作が向こうの世界でも行われているっていう設定の方かな?
こっちの世界の鳥辺野有がドラゴンズマンション西洞院に住んでるの予定調和すぎる。
キングレオでも大河のマンションは「メゾンドヴァンヴェール」で「Vent Vert」、「緑風荘」だもんな……。建て替えたのか?緑風荘はどう考えてもオートロックじゃないもんな。
獅子丸と有、普通に仲が良くて可愛い……と思っていたら最後でサシ飲みしない程度の仲なのかよ!となり笑う。キングレオの回想、獅子丸と大河に第三者を加えて探偵と助手の関係性を描くということをやっているわけですが、あくまで税所密香は大河の恋人であって、鳥辺野有は大河の友達であって、獅子丸が関係性を持つのは大河だけなんだよな……。
キングレオの冒険では探偵が既に理解者である助手から描写されるため、読者には獅子丸の非人道性があまり理解できないという欠点があったのですが(なぜなら非人道的探偵に慣れすぎている本格ミステリの読者は人間が読めないからです)、回想では第三者が入ることでそれが間接的に伝わるようになっており、良いですね……。私は外部から描写される箱庭が大好き!
特にサシで飲んでいる会話で、獅子丸が言葉を続けようとしたけれど沈黙を選択するシーン、獅子丸が誤解される要因そういうとこやぞ!って感じだ。
それから鳥辺野有は元気になると喋り方が烏丸での「俺達が知っている鳥辺野有」に戻るので、俺達も嬉しくなり、鳥辺野有に同情する大河の側に共感しやすく、よいキャラクター選択だ……。すると論語君の敵サイド感が強まってきますよ!きゃっきゃっ。
>大河が謝ってるんだ。お前はただ受け入れればいい
うん?BLか?(敏感肌か?)
>獅子丸、お前は話をややこしくしないでくれ
>獅子丸!今だけは黙っててくれないか?
本日の可愛い獅子丸だ
なんか今回も固有名詞ネタがいろいろあるっぽいんですがいい加減固有名詞の元ネタを探るのは諦めました。
うわっついに来たよ同人ネタ。HIMIKO★神成、達也の親戚ですか?固有名詞の元ネタには大した意味がないと思うのでスルーするんですがこういう所は意味を持ってかぶせてきている可能性もあり怖いですね……。
大河同人誌読むの!!!??公式が同人を読む構図、しんどいな!?(ミステリ界隈にはままあることです)大手文字書きが万単位で読者抱えてるって、キングレオめちゃくちゃ大手ジャンルやんけ……。ていうか大河が漫画描きと文字書きの出版事情を把握してるのウケる……。仕事ですもんね……。やはり向こうの世界における同人界隈の事情を描いていくことが円居挽から俺達へのエールということなのか?
>探偵にとって助手は必要なものですが、あくまで助手は従ということをお忘れなく
名探偵モノとしていい台詞だな……。大河結構探偵してるけど……。
まぁ大河そもそも探偵に適正あるんだよな……一乗寺……ウッ……
寿司コンクールのことは何も知りませんが確かに今回のミステリパート、前に出たプロットを踏まえて次々と書き換えていき最終的にも多重解決するという点でチェスト丸太町なんだよな。
この辺り、円居挽が最近ツイートしてた物語レクチャーと合わせると興味深いですね……(https://twitter.com/vanmadoy/status/1091614495430963202)。
円居挽、本当にミステリ初心者講座向いていると思うからやって欲しい。貴方の敬愛するナチュラルボーン作家達にはできない仕事ですよ!!!
○倒叙で動機の重要性を低める
✕キングレオの出番が減る
○倒叙(大河に嫌疑)でキングレオの物語という必然性を出す
✕「完全に解釈一致ですそして公式の(略)!」
○死んで相手に呪いをかけるという動機
✕「キングレオはそんなことしない!」(ところで「真実よりも生者の幸福を優先する。城坂論語とはそういう奴なのだ」……)
○動機はどうでもいいじゃん!キングレオというキャラを書くことが大事です!
✕「それはいいけど犯人を死なせるキングレオ解釈違いです(怒)(怒)(怒)」
キャラ解釈エンド(今更だけど隣にモデルいるのにキャラ呼ばわりウケる)
そうだ!キングレオが事件を未然に防ぐ!決め台詞!キングレオかっこいい!!!助手を従にして(というか助手出てこなかった)キングレオ自体を描いている!満点完璧!僕は帰ります!
動機エンド
動機は呪いじゃない、祝福なんだよ(鳥辺野有、祝いの龍師に弟子入りします?)
>この二人がわちゃわちゃしている画が浮かぶようで
ここ好き
大河が強火ファンに優しくしてくれて嬉しい。円居は強火ファンに優しくしてくれなくて嬉しくない(なんで最近ずっと読者に殺意向けてんの?)
でも実際のところ獅子丸は動機を見抜けなかったわけで、自分の理想の探偵を物語の中で作り出しており……ウッキサラヅカッコイイ……
というかここまで常識人に見えた大河も結構頭が狂っており、良さがある。箱庭にいる人間なんて全員マトモじゃありません。
大河が愛しているの、キングレオというキャラクターなのかよ……偶像じゃん……専門分野になって参りました……アイドルは遍在するからね……(いや獅子丸のことも愛してると思うよ)。
というかキングレオは呪いかもしれないけど獅子丸は呪いじゃなくない!?ししまう~~~……そんな悲しいこと言わないで……MUGENが解散しても龍也と琥珀さんはズッ友だょ……。
>大河は一度ああなったら最後、オレのことも放置する。まあ、たまにしかならないから別にいいんだが
構われてる自覚あったんだ……(可愛い……)
実在の人物を小説のキャラのモデルにするの、明らかに作家円居挽のやり方でウッとなる。撫子ちゃんが河原町で血が通い始めたの最高でしたよね。
>菩薩のように優しい大河
おう(そこまで言う?)。
獅子丸、鳥辺野有という事件を収束させるのが上手い!?名探偵!!!
1話に続き大河が探偵役かと思っていたけど、このもう一つの事件を収束させたのは獅子丸であり、多重解決。良さ。
>獅子丸は大河と過ごす日々を幸せだと思っている。
おう(知ってた)。
>だから弱音をおくびにも出さず、やがて優雅にこう答えた。
「やがて」でちょっと詰まっちゃってるのが可愛いよ獅子丸~~~。
終わりです。3話は3日後!頑張ろう人類~。
さて今回の論語君は!
シリーズここまでで論語君がしてきたことって人を唆すか獅子丸に嫌がらせをするかだったので、積極的に赤の他人の人生に嫌がらせをするようになってきたの、論語君の悪の総帥らしさが増してきて最高ですね。論語君、別に鳥辺野有のこと好きじゃないからな……。
人間の好きと無関心が激しい城坂論語、可愛い。でもキングレオだと基本的に人間を愛していないので最高。
論語君が話に入ってから明らかに会話のテンポがよくなってない?論語君全話皆勤を期待してもいいのか?
>大河さんの逆鱗を愛撫
あっこの表現キングレオの論語君っぽいですね……シモネタ解禁されてる所が……。純情でない感じが……。筆下ろしはNGでしたが……(御曹司の筆下ろしがNGだったのかな……)。
論語君、冒険では二人の仲を引き裂こうとしていたが心変わりしたんだな……。
いや別れの物語である以上、ラスボスである城坂論語(最高の響きだ)は別れを阻止する側に立たなければいけないという作品上の希求もあるのですが、確かに城坂論語というキャラクターは別れに対して拒否する機構なので凄くしっくりくる。しっくりくるのに悪役味もある。嬉しいですね。

その可能性を買っている

作品管理画面を眺めるのが好きだ。こう書くと承認欲求振り回され人間かよと思われそうであまり言いたくなかったのだがその思考が既に自意識強火人間の発言なので脇に置くとして、自分のpixivの作品管理画面を見るのが好きだ。
評価されている作品もあればそうでない作品もあって、どうしてなんだろう?って考えながら眺めるのが好きだ。勿論私はマーケティングの知識などないのでそれらはただの妄想なのだが、タグによってどう変わるかとか別作品と関連付けたらどうだろうとか、見てると結構オモロイのだ。
本題。二年前の今頃出した本の再録をした。これがびっくりするほど閲覧数が伸びない。原因が全然わからん。表紙はカットしてお出した方がよかったのかな。
待って。絶対!絶対勘違いして欲しくないのだが!これは愚痴じゃない!ここははてな匿名ダイアリーでもないぞ!
ちょっとそうなるかもなという予感もしていた。というのも、二年前に出したこいつのサンプルはびっくりするくらい閲覧数もブクマ数も伸びたのだ。サンプルの閲覧数が本編の十倍。いいオチだ。オチがつくのはいいことだ。
このサンプルの評価が伸びたのも面白くて、これは多分収録ページを長めにとって、まるで一つ短編のように出したのがよかったんだと思う。しかもちょっと万人受けしそうな温かみのある終わり方になってる。で、本編を読んでもらうとその温かみは序章に過ぎず、そう簡単にはいかないよねと話が展開していくのだが。このやり口は正直気に入っているが同人誌はそこまではけなかった。これはまぁある程度想定内で、一つは明らかに東京のイベントに出なかったのが原因。あとはやっぱり、通販って面倒だよ。BOOTHだから一冊あたりの送料も高いし。
それで、だ。繰り返すようだがこの一連の話は愚痴でも反省でもないので湧き上がったこの念は本当にただの念なのだが、再録した今となっては思うのだ。「サンプルを出す時に全編を出せたら、もっと多くの人に読んでもらえたのになぁ」と。
ここ半年程、原稿戦士の友人諸氏に「どうして作品を紙の本にするの?」と尋ねて回っていた。というのも、私自身は結構インターネットにラブなのだが、自分でもそのラブの根源がどこなのかよくわからず、それを探りたいがためにちょっと話相手になってもらったのだ。それがここまで来てようやくわかった気がする。多分私は自分の作品が誰かに刺さる「可能性」が欲しいのだ。
ちょっとこれはどこの青い鳥が飛ぶSNSで見たのか忘れたが、ある作品が読者の胸を打つ可能性というのはどんなに作品が世に出て時間が経とうが世間の評価が固まろうが、決して0にはならない。ただ人の目に留まる可能性が時間と共に減衰していくだけだ。商業出版においては、そこに電子書籍やSNSといったツールが介入してきて連載再開あるいは復刊という運びになるという話も近頃は多く、よかったですなぁ本当に(といった趣旨のツイートだったと思う)。でもこれは同人においても同じで、いくら原作との設定違いが出てきても今の作者からすると絵が下手でちょっと直視が厳しくてもキャラの髪が当時は短かったことが判明しても以下略、その作品が誰かに傷を残す可能性は0じゃない。売り切れにさえならなければな!
紙の本とインターネットは何が違うんだろう。装丁に拘れる?紙の本の方がゆっくり読んでもらえる?それでも絶対にこれだけはインターネットに利があると断言できるのは閲覧数だ。なんなら閲覧数だけだ。でも単純に読んだ人が増えて欲しいわけじゃない。もしかしたらいつか誰かの胸を刺すかもしれない、そういう可能性をその作品に残しておいてやりたいのだ。商業ではそれはツールの力を借りなければできないことだった。でも同人作品でそれをするのは簡単だ。そう、ワールドワイドウェブならね。
だからできることなら、サンプルを読んだ5000人に、最後まで読ませてあげたかった。5000人もいたら数人くらいは胸に傷が残る人もいたかもしれない。でも今や再録してもそれは敵わない。出会いは一期一会だからな。
私はアイドリッシュセブンに来る前にどこに出ても恥ずかしくないマイナージャンルで活動していたのだが、イベントに出て頒布数が一桁だった思い出がある。それはまぁ負の感情ではなく、結構な感動だった。だって同人誌作るのって一ヶ月とか二ヶ月とかそれよりもっとかかるんですよ。でもこの中身を目撃する人は世界中に一桁!一桁か!それって凄いことだな。
いやじゃあ何人なら満足なの?と思って当時はそれ以上思考を進められなかった。でも可能性の話なのだ。今一桁だったとしても、これから先にいつか誰かの胸を刺すかもしれないって思ったらやっていけるだろ。
で、この話にはオチがある。冒頭の再録した同人誌だが、閲覧数対のブクマ数が異常に多い。物理在庫が大量に余っていたので(あと絵を直視できないので)ちょっと迷ったが、本にした当時もらった感想を思い出して嬉しくなったので再録することにした。ありがたいことです。