東風と半荘の基礎データ比較

東風戦と半荘戦の副露率がどれくらい違うか知りたかったけどぱっと見データが見当たらなかったので自分で調べた。

サンプル:2019年の四鳳東喰赤と四鳳南喰赤の約2000ゲームをランダムサンプリング
 
  東風 半荘 t検定(p値)
ゲーム数 1977 1998  
局数 5.651 10.655  
和了率 0.217 0.212 0.097
放銃率 0.129 0.125 0.074
リーチ率 0.165 0.177 0.000
副露率 0.377 0.337 0.000
副露回数 3.202 5.336  
副露回数/局数 0.570 0.499  
流局率 0.140 0.156 0.000

 

天鳳の公式のデータを見ていても小数点以下3桁目くらいはぶれてそう。
リーチ率、副露率、流局率は有意に違う。副露率が上がるとリーチ率は下がるし流局率も下がりそうだから納得か。まぁその理屈だと和了率も差があってよさそうだけど……。
結局副露率は4%くらい違った!自分の普段の副露率+4%くらいを目安にしてみるか……。
東風戦は半荘戦における平場の南1と言われることもあり、半荘でも東風でも、局が進むごとに大雑把には副露率が上がる傾向があるかもしれない。そのあたりも調べたいかも。
あとは平均打点とか和了巡目とかも変わりそう。
 
追記に特に意味もなくGoogle Colaboratoryで動くコードをおいておきます。なぜかrequestでmjlogの中身をとってこれなくてseleniumを使ったのが大変だった。

Continue reading “東風と半荘の基礎データ比較”


雀荘訪問記(飯)

某雀荘でMリーグを見るイベントに参加しました。なんと友人がついてきてくれました。

ツイッターにも書いたけど、友人レベルの人間が相手であっても自分の趣味で向こうがそこまで興味ないことに誘えるのって一種の才能じゃないか?才能のない人間から見るとそういうことが許されている恋人という関係ってすげ~って気がしますが、これは個人に由来する能力な気がします。
それで遊びとしてMリーグの現在の状況を説明するスライドを用意させていただきやした。
そういう姿勢が……駄目なのでは……!?
イベントはMリーグオフィシャルPVのイベント規模(アットホーム度と反比例する)を100、麻雀バーで見るMリーグを10とすると40くらいのイベント規模でした。様々なチームの参加者が顔を突き合わせている状態、様々な麻雀経験者がいる状態、目なしのチームがいる状況での司会プロ二人の気配りが本当にすごかった。しんごプロには実は会ったことがあるが普通に顔バレ(この言葉の使い方あってます?)してて恥ずかしかった。服か?雷電パーカーがあかんのか?あと個人的すぎる話だが取捨選択してスライドに入れた内容が上手く司会の方の説明と呼応していて一人達成感を得ていました。サンキュ、安達プロ!
一試合目が大盛りあがりでよかったです。二試合目は……二試合目は……くぅ……。「人を連れてきているのにこの試合が退屈めな試合だったらどうしよう!?」という去年サッカーの試合に私を誘ってくれた友人の気持ちも体験できたのでよかった。
あと初めて雀荘メシなるものを食べた!人の手作り料理を食べている感じが面白かった。そうめんうまかったな……自分でも作るか……。

おい!ミステリオタクのパラノマサイト感想聞いてくれやありがとう

先にスペック書きます。
媒体:Nintendo Switch™/Steam®/iOS/Android
お値段:2000円弱
つまり今メジャーな携帯ゲームは勿論パソコンも、スマホもどちらの機種でも遊べてミステリーADVがわからん人でもとりあえず買ってみよっかな?と思える価格であなたも君も万人に扉が開かれているということです。
ちょうど土日を空ければ完全にクリアできるくらいのボリュームですので、金曜の夜に案内人とお話を始めれば宜しいかと。
舞台は昭和の墨田区でジャンルはまっすぐホラーミステリーADV。墨田区の七不思議にまつわる呪いの力を手に入れた人間たちによってデスゲームが展開されます。これは厳密に言うと特殊設定ミステリというやつ。現実世界から少し逸脱したルールがあってそれに沿って論理が展開されるミステリ。はいはいはい。講談社タイガね。いいじゃん。懐かしさがある年代設定で今流行りの特殊設定ミステリをやる感じね。
システムは普通のアドベンチャーゲームですがちょっとだけメタがある。これは「序盤のネタバレ」なので許してください。いい味のメタですね。アンチミステリ!マヤユタカ!アンチアドベンチャ!
じゃあ皆が気になるキャラクター達を紹介していきます。キャラクタ達は嬉しいことに全員タッグを組んで群像劇を展開します。そこまで強い探偵助手構造ではないので探偵助手アレルギの方も安心です。探偵はずっと君だ。
タッグ1!息子を殺されたマダムと外連味探偵!タッグ2!親友を殺された女子高生と霊感女子高生!タッグ3!思春期の娘がいるおっさん刑事と彼に憧れる犬ころ後輩刑事!!!ありがとうブロマンス!
これね~設定だけ読んだら結構ミステリ典型だと思いますよ。外連味探偵はこうです。踊りだしそう。でも意外と心優しき常識人(比マダム)。マダムは最愛の息子を亡くして相当元気がないですが常識がないのでまれによく面白いこと言ってます。
写真 2023-04-19 20 36 28
霊感女子高生は線の細い美少女ではなくこうです。強キャです。
写真 2023-04-19 20 36 23
犬ころ後輩刑事はこう。唇が厚い造形なのかと思ったけど他のキャラもこういう口するし、製作者インタビューによるとおちょぼ口なんだそうです。かわい。
写真 2023-04-19 20 36 31
先にビジュアルと設定の意外性を出しましたが、そもそも台詞がよく生きていてね……。全員のこと好きになると思う。現存ミステリ作家でいうと米澤穂信あたりが近い。大体のエンディングでは主要キャラが死ぬので、君の力で登場人物達の生きていける未来を守れ。そのとき守れてよかったって思えるってすごいことよ。全体の物語は人情ものとシリアス調ですが効果的にユーモアが使われていて確実に逆転裁判の血を感じます。
そして何よりミステリがいい!!!
温泉のような心地よい難易度ですね~私は詰まることはなかったですが~。こういうミステリヲタのどやは無視してくださって構わないですが~。ちゃんと考えたら結構誰でも解ける難易度です。ミステリADVに求めてられていることは難しさではなくロジックの正確性、つまり必要十分条件が満たされているということによる爽快感なんだよな。よくわかってるな。
最後にUIがいい!やっぱり人に勧めるからにはUIがしっかりしててくれないとさぁ!いらんのよ!UIのひっかかりは!ひっかかりたいのは手がかりだけなのよ!
ゲーム内説明がちょっとわかりにくいがルート回収はこのようにできます。明るい章だけ確認すればOK。

パラノマサイトは奇抜なゲームじゃない。名作ミステリADVに必要なのは必ずしもオリジナリティじゃない。ミステリというでかいジャンルが積み重ねてきたものへのリスペクト、そして初めましての人を受け入れるシステムと難易度なのよ。それがミステリオタクの称賛を生む。
明らかに世界の広がりを匂わせる世界観で、実際に続編の構想もあるようなので、わたくしにしては珍しく、こちら、買いですよ!と言っておきます。

雀荘訪問記(花)

今日は平日だけど麻雀イベントに遊びにいきました。ザギンのサロンです。ザギンのサロン!?最寄り駅は新橋だった。

でも確かに客層が今までの雀荘とは違った。通いなれた様子のシニア多め。あとは最高位戦推しと思われる若いお姉様(皆めちゃくちゃ牌捌きが優雅で何者!?)も案外多くて謎の人口構成に。私も謎の人口構成に一役買ってるが。
一戦目から醍醐プロの下家でした。毎局河に速攻中張牌が流れてきて面白すぎる。私が手牌悪すぎて趣味の七対子やってたらどんどん醍醐さんの河がどろどろになってきてもうやばそうだから降りるか……って現物切り始めたら速攻ツモ切りリーチがかかってきて笑いました。狙われとるやないかい。
なんか手牌が噛み合って5800と満貫と1000点を醍醐さんから出和了って「お強いですね」って言われちゃってあまりにも嬉でした……。最後親に6000オールつもられて捲られたがその時の入り目を聞いてこっちの牌をもっと前に切ったほうがよかったねって教えててかっこよかったぜ……。
そのあとはトップラス3着だったがタンヤオ見落としのマジの馬鹿ダマとタコ鳴きがあったので自業自得です。サイコロ降るタイプの卓で取り出しもできねぇ寄生者でしたが皆優しかった。雷電パーカーは神パーカーです。おじいちゃん、点数計算もできないのに出あがってばっかでごめんね……。でも話しかけてくれて嬉しかった……。取り出しはともかく点数計算ができないことによって必要以上に疲弊を感じでいるのでそろそろマジで勉強します。大学院も出ているのに……こんな計算もできないなんて……。
河野さんと同卓はできなかったが局と局の間ずっとわいわい言ってて本当この場所に河野さんがいるなぁ!とわかってよきでした。
サイン会はやっぱり参加できなかった。サロンが色紙まで用意してくれたのに。YouTubeチャンネルのこととか、話したいことはあったんですが。物質的価値とか言っとらんでサインもらったらええやんか。最近出かけた際買ったポストカード飾るのが趣味なのでサインもらったら壁に飾ると思う。でもそのサインを見ても思い出せないかもしれない今日のエピソードをここに書いているからいいんです。よくねぇです。また参加してリベンジします、というきれいな結びで、一つ……。

雀荘訪問記(B)

今日は雀荘の大型イベントに参加したよ。プロが8名、参加者50人超えで2回はプロと同卓できるイベント。冷静に考えてプロ多すぎよ。でもプロが大勢いることでプロ同士の絡みが見れるという利点がある。8人は同じ団体所属の互いをよく知る先輩後輩なのでね。特に昨日参加プロの一人による衝撃の結婚発表があったのでいじりいじられが大盛りあがりだった。

対局が終わったあと、参加者各々が自由に雀卓の間を歩き回りプロの方々にサインを貰いにいき一緒に写真を撮ってもらう時間があったんですが、それらの物質的意義が全くわかっていなかったので椅子に座って呆然としていた。見ていて気がついたのですがあれは物質的意義ではなくそれらを通して交流の時間を取るシステムなんですね。この前花鳥園に行った時もさ、金銭を提供して梟と交流できるイベントがあったんですけど、私は梟を手に乗せて側で眺めているだけでよかったのよ。でも職員さんの作業としては写真を撮るまでの時間が参加者一人に割り振られている時間であり仕事の流れなわけでそれを邪魔するのは悪いじゃん。だから大人しく視線をカメラに向けて撮ってもらったけど、私はその時間で至近距離で梟を眺めていたかったよ。実は今日の写真を撮ってもらえるタイミングも二回目でさ、最初は一人ずつ個室に呼ばれてプロ全員が参加者を囲んでその写真を撮ってもらえるわけ。それはもう拒否するのも進行の邪魔だろうし撮ってもらったけどさ。あれか、書いてて気がついたけどプレゼントか。プレゼントを渡すという別の行動で写真とサインの代替えとすることはできるのか。なんでこっちが提供する側に。難しいね。物質を介してのみ成立するコミュニケーションかい。寝不足でテンションが高い堀さんがずっと落ち着きのないもってぃにやーやー言ってるのを眺めてにこにこしているくらいがちょうどいいのかもしれないっす。
ベルバードはやっぱすごいよ。点棒の本数変えてみたり初心者バッチ作ってみたり独創性の高い取り組みも多いしベルバードファンのような客層を上手く作ったのもすごいんだけどやっぱスタッフさんが大したもんよ。ちょっと空を見つめてるとすぐ話しかけてきてくれるもんな。呆然としてたら「サインもらうより麻雀したいですか?」って優しく尋ねてくれて卓まで組んでくれて、そんな顧客思いなことあります?
プロをリーダーとしたチーム戦とすることで同卓できなかったプロとも交流の機会を設ける、さらにそのチームでミニゲームをしてミニゲームのポイントを馬鹿でかくすることで麻雀が弱かった人にも罪悪感を抱かせない、など、工夫がすごいよ。ベルバード、君が殿堂だ。
4433
ハァーなんなのこの成績。こんなにエンジョイ大会なのにしっかり悔しいんかい。特に初戦鳴きを駆使してちまちま綱川さんから和了ってたのに他所の早いリーチに一発で振り込んで吐き出した挙句オーラスきっちり綱さんに捲られてTHEマージャンでした。綱川さんずっとおしゃべりしてくれていい人だった……。同卓希望出してよかったです。同卓希望も第三希望まで出せるんだけど難しすぎた……。応援したいプロはいたんですが!せっかくだからこの機会には他であまり同卓できない方やMリーガーと同卓してみたいとか思うところもないではなくて……そういうエゴを押し付けるのも……きついぜ!
でも七対子を3回も和了りました。リーチチートイとリーチチートイウラウラとタンヤオチートイ。あとは所作もちょっとはマシになってきたかも。一回河底の位置ミスったけど。
4半荘打ったら疲れ果てた。ここまで一日で打ったの初めてだな。一日4半荘とかもうプロの試合じゃん。肩こりがさ。