誰かのオススメ

オモコロが始めたコロモーという質問サイトで「5巻以内で完結する面白いマンガを教えて」という質問をした。ありがたいことにたくさん回答が集まっていて、しばらくはDMMのダンボールの隙間に詰める漫画には困らない予定だ。 https://coromoo.com/question/274 この質問に限らず、人の深く考えていないオススメを聞くのが最近ちょっと好きだ。先日は友人にオススメのレシピ本を尋ねて全部カートに放り込んだ。今日届いたので活用した。 思うに、この行為に潜む面白さは2つの要因からなっている。一つめは単純に、偶然性が追加されるからだ。amazonもpixivもレコメンドに溢れツイッターには己が選抜した優秀なアカウントによる傷つきにくい情報のみが流れてくる社会の中に生きている割と保守的な人間なので、偶然性の獲得というのはそれだけでちょっと価値があることだ。先の質問にも「読んでいたらごめんなさい」等、わざわざ書いてくれた人がいるが、そんなことは気にせんでいい。いちいちそんなことに怒るようなやつはこんなサイト使うな。もっと信用できる人間にコンサル料払って真剣に聞け。偶然通りかかったインターネットユーザーが何気なしに回答を放り込むからいいのだ。 この「5巻以内で完結する漫画」という質問は結構ありふれていて、どれくらいありふれているかというとサイトの質問例に載っているくらいだ(あとで気がついてやや恥ずかしくなったが、実際問題そこに回答はなくて私はそれを欲してるんだから別にいいだろと開き直った)。そもそも検索すれば同じような枕詞で特集しているページは山程出てくるし、サイト内でも私より後にほぼ同じ質問をした人がいる。質問サイトにおいては「質問する前にggrks」といった指導が入ることもよくあるが、ググってしまった時点で偶然性は消失し、偶然性の主役になれるのは質問主たる人間しかいないのだ。だからこんなありふれた質問を人の目も気にせず最初にできた私はラッキーだった。β版から参加した甲斐があったな(フォローしておくと、恐らくコロモーは理念としてこういった質問の重複を許している。君も今から君の偶然性を獲得しよう!)。 もう一つは、人のオススメを摂取するという行為そのものに情報量の増加があるからだ。先の漫画の話で例えるなら、仮に漫画自体が面白くなくても、「こんな漫画が好きな人がいてオモコロの兄弟サイトで私は偶然それを知って読んだんだな~」という体験そのものが面白い。 ただしこれは、友人間における「この人がこれを好きなことそのものが面白い」というコミュニケーションの手段と根は同じである可能性があり、そちらの方向に行くならば受け手としても全く別の覚悟が必要だから気をつけなければならない。その手前の段階として、自分の遭遇するものに、誰か(誰でもいい)が推薦したという情報が付加されることに面白さがある。それがコンテンツの面白さの最低ラインを保証してくれる。わかってくれるか。 上記を「教えて!」という時にもコツがあると思っており、それは自分の中の譲れない条件を先出しして、なるたけオススメされた中からの採用率を上げることだ。究極は全部摂取するのが望ましいと思ってるし、漫画に関してはそうするつもりだ(多すぎも少なすぎもしない回答数で収まってくれてよかった)。これは「せっかく労を取ってオススメしてくれたんだからちゃんと全部に応えなきゃ!」という回答者に向けた優しさではなく、挙がった候補の中からまた自分で選択してしまったらせっかくのランダム性も情報量も半減してしまうからだ。 ちなみにこの話の逆は自分には全く当てはまらないので私は人に物を勧めるのが苦手です。誰にでもいいと思える作品なんてないし自分が得られる情報の範囲でめちゃくちゃ相手の好みや状況を鑑みてしまうし相手にはまらなくて自分の評価が下がるのも怖いし向こうの推しカプがこっちの地雷になったら戦いは避けられないし未完の物語に対して責任なんて持てないので。つまり自分では上の通りコミュニケーションではないオススメがあると言っておきながら自分からする際にはコミュニケーションの気配を感じて過剰に怯えてしまうということだろうな。あと私が好きなものが流行ってほしいみたいな感覚もあんまりない。 「己の欲せざるところ、他に施すことなかれ」って価値観の多様性を無視した詭弁だと思いません?皆は私のようなことを考えないで気軽にオススメの漫画(5巻までとは言わないが長すぎず、完結済みのもので頼む)や映画(原作なし、かつアニメーション以外で)をオススメしてくれよな。感謝するだけでなんの返礼もできませんが高確率で読んだり見たりはするので。 ↓↓↓ https://clap.fc2.com/page/shortest109?url=http://shortest109.blog2.fc2.com/

「悪夢を穿つ狩人の矢」常設化にそえて

2019年1月。初めてこのイベントシナリオを読んだ時の印象はよく覚えている。「イベントシナリオはこれくらいのゲームか、了解」だ。私はまだメギドを始めたばかりで、最初に体験したイベントがこの「悪夢を穿つ狩人の矢」だった。3章を抜けて本編のシナリオは加速度的に面白くなっていく一方だっただけに、凡庸なイベントシナリオの落差はすごかった。それでもがっかりはしなかった。ソシャゲってこういうことよくあるよな、と思った。それだけだ(この認識は三ヶ月後の「悪魔の勝負師と幻の酒」で早くも覆されることになるが)。 それでも、このイベントはシナリオ以外の思い出も伴ってよく思い出せる。まだメギドが少なかった我がアジトではスナイパーが加入するだけでも嬉しかった。しかし点穴の使い方が全くわからず、ベリアルの加入までレラジェには不当な評価を与えて悪いことをした。コレチケが欲しくても逢魔に20000ダメージ与える方法がちっともわからず、懸命にwikiを読んでしらぬいとかいうオーブで滞水とかいう地形は発生させられると学んだ。そうやって小学生が商店街で福引にかける情熱さながらにもぎ取った5枚のコレチケではアムドゥスキアスちゃんが来てくれて、それからの攻略にずっと力を貸してくれた。 十ヶ月の後、戦力も充実した我がアジトに「悪夢を穿つ狩人の矢」は帰ってきた。大幅改稿を引っ下げて。開けてみていきなり驚いたのはコルソンとバフォメットの登場だった。私の最初の指名チケット候補の1位と2位が揃い踏みである。二人に加えてネルガルまでもが当時既にアジトには顔を揃えていて、否が応でも期待は高まった。 改稿後のイベントシナリオは素晴らしいものだった。メフィストイベントやベリトイベントのような派手さはないけれど、複数のキャラクターと複数の要素が少しずつ積み重ねていってにじみ出る面白さがこのシナリオにはある。 私としてはなんといってもコルソンだ。ガープとの間で随所で見せる戦友としての信頼関係。フォトンを「おやつ」と呼ぶ彼女。ぬいぐるみをきちんとコルソンの「お友達」として扱ってくれるソロモン。少しずつさりげなく行われるシャックスとの和解。四冥王が揃ってしまうとどうしても霞んでしまう、コルソン自身の個性がメンバーとのやり取りの全てから見えて嬉しかった。 主役たるレラジェの描写の素晴らしさこそ語り尽くせない。狩人としての頼もしい姿。テキスト全体からすれば本当に僅かな量の描写からでも伺い知れるナスノの愛情。一晩ソロモンと二人きりで過ごした後の朝の風景が少しラブコメ風味の味付けになっていたところも可愛らしい。シナリオの進行と連携して緊迫感を盛り上げる超強力なイベント効果は、初回プレイ時にも大いに頼らせてもらった。 ネルガル。表層だけ見ると典型的なSFの悪者のような目的を抱えているにも関わらず、メギドの世界感に沿った動機付け。大幅に加筆された彼女のバックグラウンドは既に存在していたキャラクターストーリーやアジトの彼女の印象と相違ないところも嬉しかった。 泣く立場を弁えるバフォメット。山の探索と穴掘りでしばしば腰が痛むと愚痴るブネ。なにげに大活躍するシャックス。そしてその全員が様々な組み合わせで交わすやり取り。とにかくこのシナリオでは登場人物が生き生きとしている。初めてのイベントがこんなにも文句のつけようもない改稿をされて帰ってきた。昔のシナリオだから仕方がないと放っておかない態度が嬉しかった。 しかしこのイベントシナリオは改稿の良し悪しを考えるきっかけをくれたことにもなった。具体的にはアンドラス(当時も今も我がアジトにはいない)の描写が改稿でいくつか修正され、悲しんだプレイヤーがいることを知っている。その時にソシャゲのシナリオの儚さみたいなものにも思いを馳せた。しかしこれはタイムスパンの問題であって、コンシューマーゲームも出版された本も、本来改稿でその人の望まない方向に変化する可能性からは逃れられない。その改稿によって公式の術では自分の好きだったテキストを読み返せなくなってしまった、他のプレイヤーは新しい情報こそ正しいと思いこむ、そういった付随した悲劇も起こりうる。けれども、本来不変の「作品」というのは幻想で、個人がテクストを読む瞬間瞬間に発生する経験こそ得難いものであるはずだ。だから新しいシナリオが出たからと言って他人が大事にする経験をウソロモン呼ばわりしてはいけないのである(もちろんメギド72コミュニティらしいジョークであることは理解しているが)。 先日、世界中に熱烈なインパクトを残したポケモンのMVを見て、ポケモンに夢中になっていたときの現実の思い出までなんとなくいろいろ思い出して懐かしくなってしまった。ポケモンど真ん中である私と同世代の人達には似た感情を抱いた人も多いんじゃないだろうか。メギド72における「悪夢を穿つ狩人の矢」も同じである。好きなイベントシナリオはたくさんあるし、ポケモンと違って常設化まではたった二年弱の出来事だった。それでも、メギド72で一番印象に残っているイベントは、この「悪夢を穿つ狩人の矢」を挙げられる。 常設化、おめでとうございます。

オタク年表

Bio くもらせたい♡くもりをおちょくりたい♡刷り込み♡コンプレックス天才少年♡箱庭♡ごはん♡ごかん♡世界を壊す神様の仔♡生物に例えたら何でも萌えるタイプの人♡同人字書♡テクスト論♡終わりに敏感肌♡末期紫陽花組♡マリッジブルー木曾改二♡城坂論語三昧真火担♡ラブコメ動物Re:vale♡頭やわらかタンヤオチートイツ体操 オタク年表 2003 通っていた塾の国語教師が今思えばオタクで、その人が塾に持ってくる本を片っ端から読んでいた。トットちゃんから涼宮ハルヒまで。その影響で初めて自分の意志で本を選んで買った。角川スニーカー文庫バイトでウィザード流れよ光と魔女は言った。原田たけひとの絵に一目惚れしたのだと思う。ファンクラブ掲示板に書き込んだ覚えがある。メールアドレスも好きなキャラだった。一条京介君。 2005 シュウハルが好きでポケモンの掲示板とチャットに入り浸っていた。2月に「まぼろし島のソーナノ!」を見て感動した。普段ポケモンの時間(木曜19時)はニュースの時間だったが偶然親が不在だったからリアルタイムで見れたのだ。その日の夕飯はファーストキッチンだった。 友達が貸してくれてBLEACHに出会う。BLEACHアニメがきっかけでわずかながら音楽を聞くようになる。人生で一番音楽に近かった。 2006 即売会に行き始めた。コミケもこの時期に経験した覚えがある。当時の日雛の同人誌今も大事に持っている。 2007 ぷよぷよフィーバーチュー!と出会った。個人HPとブログを周回していた。 2009 ぷよ主義に行けなくてめちゃくちゃ悲しかった。私生活の事情があったのでもともと行けない予定だったのだが、当日ネットを眺めていたら紫陽花組の本があって、今から行こうと戸締まりまでしたけれど体調がすごく悪くて諦めたのを覚えている。 2010 9月にブログができた。ここのもと。ツイッターを始めた。ここではない。ぷよ主義2に一般参加。初めてのオフ会。 2011 6月にもオフ会をした覚えがある。9月ぷよ主義3「あじさい!!・満ちるもの」「××エンドからの逃亡」初めての本を作るにあたってコミスタを買った。でもペン入れはうまくできずに付けペンで描いた。付けペンも慣れなかったので全然上手く描けなかった。絵に描いたような同人誌デビューエピソード。 2012 コミスタProがクリスタEXにアップデートされてラッキーだった。現在まで愛用しているが知らない機能ばかり。10月ぷよ主義4「ウタカタ」「ふれきしぶる-FM62.0」合同誌。生涯もう出せないかもしれないから出せてよかった。ルヴォワールシリーズに出会ってここから国内本格ミステリを読み始めた。11月にオリジナルの漫画を7ページ描いた。割と気にいっている。 2013 3月にツイッターアカウントを消した。6月まで「海が恋う街」を書いていた。十万字。半年くらい書いていた気がする。そのくせ16日に間に合わなかった。11月にブログを閉鎖して一回死んだ。 2014 8月に閲覧と壁打ち用と称して今のツイッターアカウントが立てられた。案外復活が早い。でもこの半年は本当に絵を数枚描いた以外創作活動は何もしていなかった。この時からコテハンがなくなる。12月にpixivの投稿が見られ、生き返った。それ以前のは消した。 2015 1月CC100「遠雷と追憶」「4Ψ」1月に艦これを始めた。嫁の概念を獲得。9月「ヴァケーション イン ザ サナトリウム」「KARIMONOKYOSO!」皿に絵を描いた。 2016 4月ぷよステ!「青いアズマヤ」同人人生で一番はけなかった。世界で3人くらいしか持っている人いないと思う。気に入っている。7月にアイドリッシュセブンを始めた。この時期ちょっと凹んでいて他のソシャゲも始めたが一つも生き残らなかった。9月奇想館2「アルジャーノンゲーム」pixivで小説用アカウントの高橋鋭輔君がひっそりと始動。文字書きにコンプレックス(複雑な感情の意)をもっている。 2017 3月TOS5「サンクチュアリの足音」今までの本で一番長くて一番辛かった。 2018 5月にアルジャーノンゲームの再録をしたら原作者にリツイートとコメントをされた。はっきり言ってめちゃくちゃ嬉しかった。7月奇想館大阪「Life is a game!」元気いっぱいだったのでスペースに幟を立てた。12月に「Re:valeラブコメ論」を上梓してブログが再開。以後、随筆論説日記等を掲載する便利な場として扱われる。 2019 1月にメギド72を始めた。10月レンタルスペースでプライベート即売会(自称)を開催。オタクが人生で一回はやりたいやつができたのでよかった。 2020 2月TOS19「ボクの先輩」「荒野の作曲家」特定の二人の外の人間に焦点を当てた本を出すことができ、成長を感じた。高橋君本を出す。当日までスペNoが公開されないというめちゃくちゃな頒布をやった。広い世界から探しに来てくれる人がいて感動した。憧れの文庫サイズの小説本が出せてよかった。6月、初めての自作キーボードを買う。2020年遊んだゲーム 2021
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ソシャゲのシナリオをテキストデータに変換する(OCR編)

本日若干突破口が見えたので書きますかね。 さて、前回は動画を切り抜いてテキストボックスだけの画像を保存することができました。これをテキストデータにしたいと思います。画像から文字を認識してテキストに変換する技術はOCR (Optical character recognition) と呼ばれるやつですね。pythonの場合はTesseractというソフトをpyocrモジュールから使うのが普通みたいですね。 このTesseract(てっせらくと)が厄介でバージョンによってやれることが全然違います。 v3.0x系はjTessBoxEditorというソフトを組み合わせてフォントを使った学習ができます。フォントがインストールされていれば(全ユーザーに対するインストールが必要)画像作るところから学習データを作るところまでやってくれます。認識する画像にゴミを加えることもできる。 ちなみにメギドのフォントはスキップEらしいのでLETSを契約していれば使うことができます(https://lets-site.jp/)。学生のうちに入っておけということです。 アイドリッシュセブンのフォントはアプリ内にクレジットされているようにニタラゴルイカなのでなんとBOOTHで買うことができます(https://typelabo.booth.pm/)。ウェイトはわからんが等幅04辺りではないか。ニタラゴルイカ、全然意識してなかったけどゲーム頻出フォントなんですねぇ(https://note.com/tsugumiarai/n/ndc0a9cf10a86)。 で、スキップEはほとんど上手く認識できたのですが何故かニタラゴルイカの認識が全然上手くいかず……。文字の種類が少なければ学習の回数を増やして精度を上げられるみたいだが、日本語だとそういう訳にもいかないし……。そう思うとアルファベットに対して漢字を含む日本語はOCRにおいて圧倒的なハンデ不利があるな……まぁ中国語に比べたらマシか……。 Tシャツに英語を書いてばっかの国みたいな話がありますが、日本語フォントがスタイリッシュになれないのはひらがなカタカナ漢字という全然形状の違う文字を含んでいる時点でもう全然まったくどうしようもないんだよな。勝てっこないのよ、アルファベットとか、アラビア語とか、あぁいう文字にさ。日本語のことは好きだが表記体系は好きじゃねぇ……。ちなみにTesseractの学習済みデータも日本語データには標準でアルファベットが入ってくる。入れないとまともに文章を識別できないもんな。すいませんね、お手数おかけしてね……。 話が逸れた。 それでニタラゴルイカが識別できなくてふてくされていたのですが一つ上のバージョンがあることを思い出しました。これが昨日。 v4.x系は安定バージョンの中では最新で、LSTMを使ったエンジンを搭載しています。響きがかっこいいですね。 LSTM (Long short-term memory) は自然言語処理モデルの一種で……私の理解するところで喋るとRNNの発展版で今まで入力された単語を適宜覚え適宜忘れながらも次にくる単語を予想するモデルです……。三ヶ月の付け焼き刃だからあまり突っ込まないでくれ。 要するにv3では文字を認識して一文字一文字テキストを認識していたのに対して、v4では読み取ったそれらをある程度固まった文章として認識して、自然な文章になるかどうかで文字認識の結果を調整……ということをしているんでしょう……おそらく……。 ただ問題はv4系ではフォントを使った学習ができないという点です。いや、正確にはあれ、Linux?あれを使えばできるっぽいんですけど、私はあれ系が全然できないのでできません。ターミナル、怖いよね。コントロールCが効かない時点でだいぶ怖い。 フォントのデータがあるんだから学習した方が精度いいに決まってると思っていたが盲点でしたね。フォントがせっかく手元にあったしね。使いたかったんだよね。わかるよ。 そういう訳でv4.1で試したら簡単でした。ニタラゴルイカの方はもう少し整形が必要そうなので(動画中でフェードアウトされたりするとフレーム抽出が厳しい)引き続きスキップEでいきましょう。 #モジュール呼び出し from PIL import Image from IPython.display import display_png import pyocr import pyocr.builders import pprint #OCR
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4コマ漫画を描くぞ

創作の話しよっかな。 さっき上げた4コマ漫画。 https://twitter.com/osmnkih/status/1271793355396009985/photo/1 元ネタツイ。 すっぱいコーヒー @osmnkih 6月10日 冗談のつもりで「役作りで髪切ることになったよ」って言ったらショックを受けて「切った髪貰ってもいい……?大事にするから……」などと口走るモモ この時点では漫画にできると思ってなかったけど、(「切った髪の毛を貰う」っていうテンプレート的ヤンデレ仕草にもいろんな感情があるけどモモの場合は「グッズ」みたいなもんだよな……。なんなら出会った頃から伸ばしてるから「思い出のグッズ」だな……。年輪みたいに髪に思い出が詰まっているのかもしれん……。その場合ユキはあんまり引かないだろうからヤンデレ台詞と状況の落差が面白いな……。)まで考えたら4コマ漫画にできる気がしてきた。 【1コマ目】 「切ることになったよ」より、切り終わった後の会話にした方がショックがでかくていいな。髪の長さも「思い出のグッズ」を連想させる会ったばかりの頃の長さの方がいい。でもユキが髪短いと一瞬いつの時代の話かわかりにくくなっちゃうな……。この前同居時代の4コマ描いたし……。あっ背景におかりん置いて事務所の会話にすればいいか。最後モモもユキもボケっぱなしになって終わりそうだったけど、おかりん出せばツッコミが入るしな。いいぞ。これはRe:vale4コマ頻出テクニックなので覚えておいた方がいい。他、大神万理、九条天などでも同等の効果が見込める。 髪切った直後じゃないと「貰っていい?」が現実的じゃなくなっちゃうな。「さっき」って言わせとくか。テンポ崩れそうだし描き文字で。 【2コマ目】 「大事にするから……」の「そういう問題じゃねぇよ!」感が気に入ってるけどそこまでツッコミを入れるのは野暮か……。スタンダードでいいや。 なんか毎回こういう表情のモモ描いてる気がする。上手に描けるようになってきたかも。描き文字は台詞メモの中に一緒に突っ込んでおくと描く時忘れなくて便利だよ。 【3コマ目】 髪を中心に持ってきて顔も隠したくないから構図はこれ一択。あ~これ年輪ちょっと浮いてない!?ここにもおかりんのツッコミ欲しいんだけど……そうするとモモとおかりんの会話が漫画の中心になっちゃうな……。2コマ目、4コマ目のツッコミは削れないからおかりんはここには出せない……。例えがなくても通じるかなぁ……でも木もう描いちゃったしな……。うーん、さらっとモモの台詞として書いてツッコミは読者に任せるか……。補助として(?)入れとこっかな……。モモの台詞だとすると年輪って単語は出てこないな。えーと、切り株?開くか?きりかぶ? 【4コマ目】 「いじらしいじゃないか^^」系でもよかったが素直に喜んでた方が落差があっていいな。おかりんのポーズ1コマ目と被っちゃった。まぁいいか。Re:valeの戯れを前に微動だにしてないという表現になるし。 ウィッグであることには突っ込まないのがおかりんスタイル。今書きながら気がついたけど、年輪だとしても思い出が詰まっているのは頭頂部の髪であるべきだよな。まぁツッコミにしては難解すぎるからどうせ不採用だしいいか……。 【5コマ目】 この4コマの脇のやつという概念が好きなんだけど大抵全部描き終わった後に付け足すから結構面倒でサボりたくなる。サボると意図のわからない空白地帯が生まれてしまうよ……。 こんな感じでネームを描いてあとは線を引いてバケツで色を塗る。ここに関して今述べることは特にない。最近3Dモデルを導入して複雑な構図を描くのがちょっと楽しくなりました。 できた! https://twitter.com/osmnkih/status/1271793355396009985/photo/1 4コマ漫画は4コマという縛りの中で一つネタを成立させるというルールがあるので、そういうゲームとしてはなかなか面白いと思っている。 このツイートも読んでほしい。 すっぱいコーヒー @osmnkih 6月10日 脱皮殻で抜いてるとこ見られて本体に尻尾の裏の鱗が柔らかいから使っていいですよって言われたホプ!?

ソシャゲのシナリオをテキストデータに変換する(フレーム抽出編)

ある日元気にソシャゲのオタクがはまったばっかりの時に作るメモを書いていました。 段々苛立ってきた。令和にもなってテキストを探すためになんでこんなことをやっているんだ?ロード時間、必死に記憶をたどってあちこちの章をうろうろする時間、話の冒頭だけチェックして→やっぱ違ったかも→いややっぱこの話の最後の方だわってやる時間。あ~全部無駄。 紙の本ってすごいな。テキストを大雑把に検索する方法って未だに紙の本が一番早い。シナリオ本が欲しい。次点でシナリオ検索ボックス。両方あるともっといい。ソーシャルゲームとしてのシナリオへの誠意……(「誠意」という言葉を私は世間で言う「愛情」のように容易に使いがちで宜しくないと思いますがここでいうシナリオへの誠意とはゲーム内でシナリオという要素が結局顧客の愛着、課金につながっていることを自覚した開発コストをかけろという要求を示しています)。しかし私は極めて理性的な人間なのでわかります。シナリオはゲームを起動させるためのインセンティブを担っているわけですよね。それからゲームのブランドとしてシナリオ本を出すためのコストも考慮しなければいけない。俺達は直打ちのtxtファイルでいいと言っても公式がそんなもの出すわけにはいかないんだ(でも突然WAVファイルを配布するゲームならワンチャンあるかもな)。 世は大自己責任時代。ソシャゲのユーザーも楽しみ方は自らで見いださなければならないとされる。 うーん、じゃあ自分でやるか。 オートモードで録画するとシナリオが動画として保存できるから、ここからテキストが抽出できればそれでいいだろう。本当は録画さえ面倒くさいがそこはもうどうしようもないので妥協しましょう。しかしシナリオのオート機能って到底人が読めない速さで流れていくけど、なんのための機能なんだろうね。もしかして公式としてテキスト抽出を推奨しているのかな?(自己の正当化) #動画の切り出し import cv2 import matplotlib.pyplot as plt import numpy as np import time import winsound def mov_info(cap):     print(“フレームレート(枚数/second)”, cap.get(cv2.CAP_PROP_FPS))     print(“フレーム枚数(枚数/second)”, cap.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_COUNT))     print(“秒数”, cap.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_COUNT)/cap.get(cv2.CAP_PROP_FPS)) (出力) フレームレート(枚数/second) 29.74832623603263 フレーム枚数(枚数/second) 12819.0
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春に買って嬉しかったもの

最近買って嬉しかったもの(買ってよかったものは君が君の金で買ってから君の価値観で決めるんだ)の話をします。 ・乾燥機付き洗濯機 https://jp.sharp/sentaku/products/ess7d.html これまで住んできた家が共用洗濯機つきの家だったので初めての購入だったが、奮発した。 洗濯という家事は様々な観点から本当に最悪だったから。 1. そもそもゴミが取れない 洗濯機が古かったとか洗濯物を入れすぎとかそういう事情もありそうだが、フリース生地の服が洗濯機内でゴミを吸着しまくり、洗濯が終わった後にそれをコロコロで取るという作業が発生して最悪。フリース以外もはたくとホコリ出るし。なんでよ。洗っているにも関わらずゴミがついているので、油汚れ等についても本当に落ちているか疑念が生じてくるのが最悪。 ニューで高等な洗濯機になってゴミが取れるようになった。洗濯パートと乾燥パートで2箇所ゴミ受けがあるのだが、洗う度にそこのホコリを掃除するのが楽しい。取れておるわい、と思うので。 2. 干す際の整形は無価値 これは私が言うまでもなく全人類が気がついていることと思うが干して畳むという作業は完全に無駄。 着る(服の形)→洗濯(無秩序な形)→干す(服の形)→畳む(収納に相応しい形)→着る(服の形)のうち、干している部分の整形作業は何の意味もない。耐えられんよこんなことは。 このうちどこかを省略するとしたら論理的に考えて選択肢は「服の形のままクローゼットに収納」か「干す作業をスキップする」しかない訳だから。でも論理的に考えると最も相応しいあり方は洗濯機がでかい部屋みたいになって「干した形のまま洗濯から収納まで一つの部屋で終わる」ことだ。そういう技術が開発された暁にはいち早く言及した貢献を評価して私が利用できるようにして欲しい。 3. 干すのが面倒 外は暑いし寒い。雨の様子とか気にしなきゃいけないのも嫌。そういうのは山にいる時だけで十分。 私は服に何も、全く、一切の興味がないのだが、興味がないからこそ服に関心を払いたくない。触っていたくもない。だからお金を払って手間をスキップする。よかったよかった。 ・食洗機 https://panasonic.jp/dish/p-db/NP-TCM4.html ドラム式洗濯機に続き所謂現代の三種の神器。これが欲しくて引っ越しの時に広い台所を条件にしたくらいだ。食器を洗うという作業はマジで最悪だから。 そもそも飯を作るという偉業を達成しているのに何故その上で更に働かなくてはならない?飯を作る作業はいいよ。創作だし。生産的だし。片付けは嫌でしょ。労働だよ。なんで飯を作るという褒められるべき作業をしたというのにその結果労働が発生するのか。作業が発生するタイミングも嫌。食事した後に働きたくない。 その癖洗わないと飯を作る作業が滞る。食器は無限ではないので。逆に言うと食洗機を導入して飯を作るハードルが下がった。最高。あとでスーパー行こ。たらこパスタ作りたい。 あとこれが全部と言えば全部だが、手が荒れる。皮膚弱いのに。洗濯物も手が荒れるから触りたくなかったところがある。これで残す濡れ家事は風呂掃除だけだ。あれも擦らずに済むスプレーが最近はあるらしい……。 食洗機、聞いてはいたがやや癖がある。どうしても場所を取るし、このサイズだと調理器具が入らなかったりする。あと食器の詰め方に工夫がいるとか(絶対に洗えてないだろって箇所が洗えていたりして謎)。でも、もうそういう癖も含めて君と付き合っていくって決めたよ……一生……。嘘じゃない、見てくれ、君のためにハンドルが取れる鍋だって買ったんだ……。 ・コーヒーメーカー https://www.delonghi.co.jp/products/detail/id/445 コーヒーを抽出する作業は前2つに比べるとそこまで最悪ではない。でもコーヒーを抽出している時間は台所に立ってティファールを持って完全に「コーヒーを抽出する」という作業にかかりきりになる。何様なんだ。たかが飲み物の分際で強気に出たな。毎日飲まれるからってつけあがるな。 今は粉を用意しているけど豆からでもいいなと思っている。ミルで惹く作業はつけあがってもよい。楽しそうだから。 コーヒーの味って正直そこまでわからないけどアロマ機能で淹れるとおいしい。赤いし小さくてかわいい。満足。 ・サボテン https://www.google.com/search?q=%E7%99%BD%E7%BF%81%E7%8E%89 なんかやたら花がつく。見てると元気になる。

読書メーターからブクログに読了本のデータを移行する

5年位前から読書メーターで読みたい本と読み終わった本と感想の管理をしていたのだが、だんだん非公開にできないのが不満になってきた。これは読書メーターが読書好きが集まるSNS(率直にいってXXXXXだ)を標榜しており5年前の私がそれに気が付かなかったから仕方がないことなのだが、読む本もそこに書く感想も割と赤裸々なものがあり、一切非公開にできないのは、ちょっと。 思想の自由を守れ。 耐えきれなくなったので1年前にブクログに移行した。その際、読みたい本一覧についてはどうしようもないので選別も兼ねて手動でデータを移行した。これは読書メーターがXXXXXなサービスでインポートサービスがあるにも関わらずエクスポートサービスがないから。ちなみにブクログはどちらもある。 150冊くらいデータがある読了本(シリーズは最初の一冊しか登録してなかったり職の本を端折ったりしているから実際は多分5年でもうちょい読んでますよ:読書する人間的自意識主張)に関しては、流石に手作業で移行するのは面倒でそのまま置いておいた。スクレイピングとやらができれば抽出できると知ったけど、Rのその辺りはよくわからなかったので諦めた。1年前の私に解説すると、スクレイピングとはそのパソコンに命令して君の代わりにネット上の情報収集をやらせることでありこれをすると例えば昔書いたスコアアタックモデルのデータ入力パートが省略できるようになったりするよ。 そういう状況だったのだが春に転職してあれがそっち系になったので、pythonの練習をかねてコードを書いた。これでXXXXXサービスとはおさらば。ヨッシャッ! まず読書メーターのどのページから情報を拾ってくるか決める。一年程前に書かれた記事によると、当時は読んだ本まとめみたいなコードが生成できたらしいのだが、読書メーターの仕様変更で一切できなくなっていた。すごいな。こんなに早く一方的に情報が無価値になることがあるのか。 ログインしたあとの読書管理ページのリストから拾うことにした。これは若干失敗で、読了本とそれ以外(未読本とか)のページの書式が違ったので、読了本にしか使えないコードになっちゃった。まぁいっか……。 #ログイン from selenium import webdriver from selenium.webdriver.chrome.options import Options from lxml import html import time chrome_options = webdriver.ChromeOptions() driver = webdriver.Chrome(options=chrome_options) driver.get(“https://bookmeter.com/login”) # ID/PASSを入力 id = driver.find_element_by_id(“session_email_address”) id.send_keys(“YYYYY”) password = driver.find_element_by_id(“session_password”) password.send_keys(“ZZZZZ”) time.sleep(1)
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家が1R→1Kに拡張されて(1Kは1+Kなのにワンルームのこと1Rって略記するのおかしくない?)、料理を複数品作り、それをリビングに運ぶというプロセスが生じるようになった。 ……お盆、いるな。

町に暮らす

十年近く住んだ関西圏を離れて生まれ育った関東圏に戻ることになった。 とても悲しい。私は関西が大好きだ。主に愛しているのは大学時代を過ごした京都だが、関西のことは全部好きだ。そして東京という街が大体嫌いだ。 それを東京に暮らす妹に伝えると「私は姉と東京で会えるの嬉しいのに!」(何故か私は彼女のことを「妹」と呼ぶし、彼女もそれを真似てか私の事を「姉」と呼ぶ)と言われて驚いた。私だってその点については全く同意であったからだ。 私の中で「東京という街に暮らすのが嫌」ということと「東京に住むことで親しい人達に会えるのが嬉しい」という事象はかなり独立だと気が付いた。後者は前者を打ち消す理由にならない。 「生まれ育った場所が嫌い」と言うと、あぁきっと小さい頃は友達が全然いなくて家庭環境もよくなかったのが大学で外に出ていい経験をしたんだろうな……といった想像をされるのかもしれないが、別に東京が嫌いなのはそういった理由ではない。友達おるわ。じゃあ何故よと言われると困るが、東京という街が昔から好きでないのだ。 そういえば高校生の頃からずっと、瀬戸内海に面した町に住みたいと言っている。これも特に理由はない。大体、瀬戸内沿岸の町を訪れた事さえほとんどないのだ。でも瀬戸内海に住みたい。東京から関西に越して少しは接近したと思ったのに残念だ。生涯をかけてじりじりとお近付きになるしかないのか。 思うに、私は町のイメージの中に暮らしている。東京に住む人達は、東京という盆の上に今乗っている菓子なのであって、菓子が好きでも盆は食べられない。菓子は明日には盆を飛び出していってしまうかもしれない。私には何の断りもなく。 そういう訳なので、私の近所に住む皆様は私が物理的に側にいる間が機会と思って大いに酒を飲んでください。そして側を離れた後も一緒に酒を飲んでください。