起床。新居の夜事情を何もチェックしていなかったがよく眠れて安心した。いやカーテンの丈が足りてないから全然安心している場合ではないが。
少し片付けを進めて水道とかガスとか住所変更の手続きとか色々する。一応日常生活ができるレベルになった。これは机の上でパソコンを開けるようになったという意味です。
役所に行った。役所の近くでおいしいタコライスを食べたがこれは全然生活圏内ではないな。帰ってきたら疲れ果てて少し寝た。一日が長い。仕事をしていないせいか。
ネットショッピングをしながら(片付けの一環)ビールを飲みながら虚構推理を見る。岩永琴子が主役だぞ〜という愛の入れられ方をしていて素晴らしいな。いっぱい動く。この理屈に従うとアイドリッシュセブン二期の主役はモモということになってしまう。
インターネットが終わってしまったのでこの日記はインターネットが復活した後にアップロードされます。
起床。新居搬入。私の持つ鍵で新居の扉が開くことに今日も感動する。
負荷を分散させるため本を下半分、服を上半分にして一つのダンボールに詰めていたのだが、本は真先に本棚に仕舞いたい、服はまだしばしダンボールに留まって欲しい、などとやっていたら無計画に箱の中身が流出してめちゃくちゃになってしまった。
その後照明がないことに気がつく。前の家は照明が備え付けだったので手持ちがない。これだけは今日買いに行かなくては、と思ってニトリに行く。インテリアについて学ぶにはいい場所だった。家具、とにかく日常の不便を見つけて解消しようとする意欲が感じられてすごい。傘立てとか一人で生きていて思いつく気がしない。地面に転がしておけばよくないか?現在ニトリは食器をホールドする盆をプッシュしており、斜め20度くらいに傾けられた盆に食器がぴったりくっついていた展示が行われていた。食器のホールド力を気にして盆を買う日、一生涯の内に来るだろうか。
照明は買えたが、コードを縮める方法がよくわからず今のところ床から1mちょい上くらいのところに未確認飛行物体かの如く漂っており、邪魔。
意欲的に町に馴染もうとして恐らく人気店と思しきつけ麺屋に行く。何故人気店だと推理したかというと行列が形成されている際は云々という注意書きが掲示されていたからだが、これで行列なんかできない店だったら怖いな。
つけ麺はそこまでおいしくなかった。もしかしてつけ麺という食べ物があんまり好きでないかも。温かい物と冷たい物が口の中で好き勝手な分布を形作っており、未完成という感じがする。生まれて初めて京都で食べたつけ麺が美味しかったので勘違いをしていたかも。
まろやかな狂気読み始めた。開幕10ページで誰やねんこの偉そうなインタビュアのおっさん、と思ってイライラしてきてしまった。永遠を願わない云々、聞いていた通りアイドル・九条天だが、ユキがファン(=モモ)に永遠を願うのも私は素直で好きだな。
早起き。
管理会社に鍵を受け取りに行く日だが不動産屋から連絡が来ない。電話で担当外の人にお願いしたらあっさり予約できた。舐めてるのか?鍵を取りに行くと書類の一部が不動産屋で止まっていることも判明した。もー何も信用してないから怒りすら湧かない。なんなら契約全て騙されていたのではないかとすら思っていたから今日鍵を受け取れたことに感動さえした。不安がるという方法は不測の事態へのダメージを減らす方法ではある。何もなくても受け身を取り続ける人生。
馴染みのない町だが駅前に酒が飲めそうな店がありつつ子供があちこちを歩いておりなんとなく気に入った。探検していきたいが、そういう気質が自分の中にまだ残っているかわからない。でも最近性格というのは後付けで、実際に取った行動が性格なるものを規定するという順序が正しいのではないかと思っている。「結局〇〇しなかったのでそこまで〇〇したくなかったのだろう」ということだ。それはそれとしてインターネットが来週まで繋がらないことが判明して(これは誰のせいでもない)ちょっと困っている。ないと死ぬので。
インテリアの情報などを集めようとするが、文体に苛ついて挫折。
三体読み終わった。面白いけど振り返ると確かに「異なる銀河系からの宇宙人の侵攻」、という超王道テーマなので不思議だ。
SFは科学を尊重してくれるので読んでいるとめちゃくちゃ嬉しくなる。一巻はざっくり言うと宇宙人が科学の進歩を止めようと画策する話なのだが進歩を止めるべきと判断するほど科学を脅威と感じてくれるなんて感謝ですね。これが中国初SFというのは2020年に中国が科学界で猛威を奮っていることを思うと示唆的だが、文化大革命の話も出てくるので歴史的経緯も含めて中国から出る意義があるSF小説だな、と思う。
文潔おばあちゃんがさいつよって感じでいいんですわ。
でもこれ普通に続き物の第一巻じゃん。「続き物なのに読み始めて大丈夫かな」って聞いた時「一部だけでも面白いよ」って言われて読んだのに騙された。そういう意味で聞いたんじゃない。
続きが気になってしょうがないというのもあるが、二巻を読むまでに続きを忘れてしまうのではないかという不安がある。その時に自分にがっかりしてしまいそうで。
ちらっと緋色の研究の話が出てきてあれ、キングレオ?となったので後で確認する。キングレオの終わりももしかして原典を読み返すと予想できたりするのか。こちらも原典は小学校に読んで以来なので大分中身を忘れてしまった。
心持ち早めに寝て起床。
地元のコンビニでコーヒーを買ってビッグサイトで飲みたかったがセブンイレブンにパックされたコーヒーがなかった。セブンカフェと競合してるからか?セブンカフェのコーヒーはパックのコーヒーの代替えにはならないだろ。
人生のうちでちょいちょいビッグサイトに訪れているはずなのに東京のことを何も知らないため埼京線とりんかい線が接続していることに今日気が付いた。東京の電車は接続しすぎなのでそのうち全てが一つの塊になり、「メトロポリス線」になる。
即売会でした。皆、エモを感じたかい……?私は感じたが……。
終わってから友人と昼飲みの地を探しに東京駅周辺を彷徨う。全然見つからなくて疲れた。書いていて思ったがオフィス街東京で昼飲みの店を探すことに無理があったのではないか。昼間はどこもそこそこ賑わっていたが夜になるにつれて人が減ってきて、なるほどこれが東京という街かと思った。
覚えている一番古い記憶の話になった。私は前の実家の中階段を親が角帽を被って降りてくるシーンだったが、帰ってから親に確認したら中階段はあったが角帽を被って降りてきたことはないと言う。全く合っていなかったらそういうものとして処理したのだが、中途半端にあっていたので角帽がどこから出てきたのか気になる。
三体を読み始めた。まだアンテナに辿り着いたところだが既に面白い気配がする。
さりげなく最後の段落で視点変更を行なっている箇所があり、おっ、と思った。小説の技法がよくわかっていないので視点変更に悩みがちなのだが、もう自覚があるならこれくらい素直にやっちゃっていいのではないかという気がした。変更した自覚があれば、違和感のある視点変更になったときそれを修正できるはずなので。
飲んだ酒:結構おいしいサングリア、素性の知れないスパークリングワイン(白)
起床。いよいよ引越し。
何の滞りもなく終わった。気を遣って本を詰める段ボールを分散させておいたが特になんの障害もなさそうに運んでいらした。山でも屈強な人々に仕事を手伝ってもらっていたが、軽々と力仕事をしているのを見ると何となく軽快な気分になるな。
結構長いこと住んでいたのでカーペットの汚れとか備え付けの棚の取っ手が壊れていたりとかいろいろ気になったが特に大家さんに文句を言われることもなく退室。過不足ない掃除ができてきたことに対し満足感に浸る。
新幹線で東京。「在野研究者ビギナーズ」読んだ。大学・研究機関に所属しないながら研究活動(これ自体に様々な定義があり、各々が立場をどのように表現するか悩んでいる様子が伺えた)に関わる人の随筆、論考。一冊を通した明瞭なテーマはないので本としてはやや雑多な印象。
まず現状ではどう考えても在野研究に可能な領域と不可能な領域があると思った。筆者もほとんどが所謂「文系」の研究者。文系、理系といった学問領域に意味がないことは言うまでもないけれど、むしろ久々に金がかかる研究、かからない研究の差を痛感した。唯一紹介されている生物学研究者は系統学に連なる方に思えたが(記載オンリーかも)、系統の分野も今や分子データがないと投稿まで辿り着くのは難しい。では金のかからない理系分野は何か問われると、生物学の中では生態学、行動学、あとは数学(の一部)辺りにはチャンスがあるか……と思った。勿論文系の研究(都合上そう呼ぶ)にも旅費や書籍代がかかってくるので、小規模なグラント支援の必要性みたいな議論があってもいい気はする。academistのようなクラウドファンディングも定着してきた感はある。自分を雇えるタイプのグラントだと尚良い……。
文献を入手する困難さについては幾人かからも指摘があり、一応大学に籍を置くという手はあるのだが、正直大学も東大、京大レベルにならないと自由に論文が読めるということはないので(取り寄せまで含めるなら話は違うが)、地方大学が分野特化するみたいなのは需要があるのでは……と思ったが、この辺りは専門外なので、知らん。
積読が崩れてきた。いいぞ。
しばし実家に居候する。親が美容マニアなのでドライヤーがイイ感じのヤツなのだが、髪がすぐ乾くからこれだけは羨ましい。効率化家電として見ている。買うか。