会いたいな会えるといいな麻雀プロ

同卓したプロを太字、見たことあるプロを下線にしていく 【連盟】黒沢さん、瀬戸熊さん、ともくん、うしさん、魚谷さん、勝又さん、日吉さん、仲田さん、吉田さん、沢崎さん、はらまいさん、猿川さん、内川さん、ふるぽこさん、さくらさん、襟川さん、石田さん、りんかりんさん、川上レイさん、山田浩之さん、あいだてさん、早川健太さん 【最高位戦】近藤さん、けーぶんさん、醍醐さん、河野さん、あさぴん、ばっしー、ずんたん、丸山さん、優さん、瑞原さん、日向さん、茅森さん、そのけん、渡辺さん、土田さん、浅井裕介さん、小宮さん、独歩さん、品川さん、牧野さん、竹内さん、浅見さん、安達さん、ZEROさん、鈴木そーいちろーさん、しんごちゃん、平賀さん、ずむさん、後藤悠さん、後藤哲冶さん、成田さん、黒河さん、新榮さん、佐伯さん、はるぼーさん、かじりささん、坂本さん、小山さん、徳岡さん、設楽さん、小川さん、一馬さん、湖虎さん、大畠さん、来輝さん、林さん、坂井ザワさん 【協会】木原さん、須田さん、金さん、堀さん、渋川さん、いばらぎさん、綱川さん、佐月さん、豊後さん、松嶋さん、浅井堂岐さん、平良さん、うるりさん、杉村えみさん、明科さん、黄河さん、飯田さん、水口さん、下石さん 【ミュー】こばごう、忍田さん、下出さん、藤川さん、むくさん、うめぴこさん 【RMU】空川さん、一さん、渡辺卓也さん、がせさん、あかねさん、おがこうさん 【他】こばみささん、片山先生、おじさんさん 同卓達成率:49/90 物理麻雀が打てるようになったらな点数計算ができるようになったらな会いたいな会えるといいな麻雀プロ

都市伝説を解体したオタクはこのミステリを読め!(虚構推理編)

都市伝説解体センターが流行ってから「都市伝説解体センターが好きな人はこのゲームもやって!」と言ったツイートが流れてきますけれども(私は「パラノマサイト」をオススメしたいです:おい!ミステリオタクのパラノマサイト感想聞いてくれやありがとう)、当方活字を愛するオタクなので強く言わせていただきたいです。ミステリ小説を読め!!!実際、ゲームやミステリに不慣れでも都市伝説解体センターが好きになった人って、テキストの味やミステリの構造が刺さったと思うんです。じゃあミステリ小説読みましょ。名作はいくらでもありますよ。そういう訳で、都市伝説解体センターが好きな人にオススメのミステリを紹介します。 虚構推理 城平京 著(2011年) あらすじ 主人公の岩永琴子は幼い頃に妖怪たちに連れ去られ、片目と片足を取り上げられて妖怪たちの知恵の神として祀り上げられることになりました。それ以来、琴子は妖怪たちの困りごとを解決しながら暮らしています。聡明でお嬢様で少し世間離れしている琴子も人の子。中学生の頃、病院で出会った桜川九郎に一目惚れしてしまいます。九郎は人魚と件(くだん)の肉を喰らった、不老不死とちょっとの未来改変能力をもつ普通の高校生です。九郎にはお付き合いをする女性がいましたが、琴子が大学生に上がる頃、ちょっとした事件で別れることになりました。それを知るや否や琴子はアプローチを決行。半ば無理矢理お付き合いを始めます。そんな二人が妖怪たちの依頼で駆り出された先では、顔の潰れたアイドルの亡霊が現れて、夜な夜な鉄骨を振り回すとの噂。その噂は「鋼人七瀬まとめサイト」を通してネット上で拡散されていき、次第に都市伝説めいていきます。それに従って暴力性も増していく亡霊アイドル。琴子はそれを、現代人の妄想と願望が作り上げた「想像力の怪物」と呼びます。そしてついに出てしまった被害者は、九郎の元カノの関係者でした。果たして琴子と九郎は亡霊を退治できるのか……。というのが、虚構推理シリーズ第1巻「虚構推理」のお話です(もともとは「虚構推理 鋼人七瀬」というタイトルだったのが、講談社タイガに移ったときに改題されました)。 都市伝説解体センターファンにココがオススメ! 都市伝説が活躍する多重解決ミステリ! 都市伝説解体センターが影響を受けたミステリとして、ファミ通のインタビューでは、京極夏彦の百鬼夜行シリーズが挙げられています。百鬼夜行シリーズはまるで妖怪が起こしたような事件を解決していくミステリですが、この妖怪を都市伝説に置き換えたものが都市伝説解体センターの構図だと語られています。虚構推理にも妖怪がたくさん登場しますが、1巻の鋼人七瀬編は明らかに妖怪ミステリでなく都市伝説ミステリです。その理由は、現代を生きる人の噂が謎を形作るからです。あなたも経験ありませんか? ツイッターで流れてきたそれっぽいツイート。最初は信じてしまったけど、フェイクニュースだった。いやいや、実はそれ実験でした、って。それ、多重解決です。多重解決というのは、ミステリの解決パートの技工の一つで、要するに解決パートがいっぱいあるということです(「丸太町ルヴォワール」、最愛の作品なんで読んでください)。匿名の噂に隠れた都市伝説の真実は移ろいやすいもの。その移ろいやすさが虚構推理では多重解決という形で表現されています。どうして多重解決することが鋼人七瀬を倒すことにつながるのか? それは是非本編を読んでください。 掛け合いがキュート! 私の都市伝説解体センタープレイ1周目の記憶ですけれど、ミステリオタクの悪い手癖でつい正解の選択肢を選んでしまって、結構あっさり終わらせてしまったんですよ。2週目で阿呆のあざみにセンター長が向ける視線が優しすぎて頭抱えたワケなんですが、都市伝説解体センターのユーモアあるテクストに気が付かず終わってしまうところだったなんて危ないところでした。虚構推理も独特のユーモアを持つ作品です。岩永琴子、自信家で教養があってユーモラスだが下ネタが好きで少し変な女の子でして……。一挙一動一発言が可愛い。琴子をすげなく扱う九郎とのやり取りを楽しんでください。九郎の元カノに歯をむき出しで威嚇する琴子が可愛いのなんのって。 シリーズ物&メディアミックス! 単行本でも十分楽しめますが、続きが欲しくなれば「虚構推理」に改題された講談社タイガからシリーズ化されています。さらにコミカライズとアニメ化も。実は作者の城平京先生は「スパイラル 推理の絆」で有名な方で、漫画原作も達者です。鋼人七瀬編のコミカライズに抜擢されたのはこれが商業デビューとなる片瀬茶柴先生。この先生がまた素晴らしき御方で、琴子を蝶よ花よと可愛がってくださり、城平先生もコミックスを大変気に入られました。そして以降はコミックスが先行して世に出るようになったのです。めでたしめでたし。虚構推理のコミカライズはただのコミカライズではないぞということで、漫画が読みやすい方はこちらを読んでいただいても構いません。ミステリ小説を読めと言っておいてなんなんですけども。ただ、小説版の最新刊である「虚構推理 逆襲と敗北の日々」の最終話は小説版とコミックス版で分岐があるので、どちらも読んでおいてほしい……。これは都市伝説解体センターで例えると、小説版で6話とエピローグの間に書き下ろしのセンター長の独白が収録されているようなものです。なんてことを。この挿話はシリーズ全体のターニングポイントだったのですが、今のところその後は大きな動きがなく、日常回が続いています。でも城平先生のことですのできちんと畳んでくれることは間違いないでしょう。注目です。また、「奇々解体」を愛する皆さんには、アニメ化の際に書き下ろさせたアニメ1期オープニング「モノノケ・イン・ザ・フィクション」も是非聞いてほしいところです。琴子ちゃんの告白が胸に迫ります。都市伝説解体センター、アニメ化するんですかね。いかにもしそうですね。 ということで、都市伝説解体センター好きにオススメのミステリ「虚構推理」編でした。11月のオンリーでは「ハサミ男」編をお届けします。また次回お会いしましょう。