デイリーポータルZをはげます会に入って一年が経った。

厳密に言うと、はげます会の前身である「友の会」にも入っていたのだが、入って一ヶ月経たず、何のグッズも貰わないまま「はげます会」が始まったので、私にとってデイリーポータルZのファンクラブとは、はげます会のことである。
概要を説明しないまま詳細を説明してしまった。
デイリーポータルZ、読んでますか?私は平成のインターネット・キッズだったのでデイリーポータルZは盆と正月に会う気のいい親戚の兄貴みたいな存在だ。でも一度離れて(反抗期)、ここ二、三年でまた読みだした。
昨年、デイリーポータルZは事業主が変わり、ファンクラブである「友の会」は「はげます会」になった。「友の会」では会員宛に変なグッズを送るので会員が増えるほど赤字という謎のシステムだったのだが、「はげます会」はそのような目に見える特典はない。はげます会の会費(月1000円税別)はほぼそのままデイリーポータルZの収益になる。いわばパトロンである。そう書いてあった。
パトロン!
興奮した。パトロンの字に興奮してデイリーポータルZはげます会に入ったと言ってもいい。この手のクリエイター支援サービスも普及してきたが、特典とかいらんのである。いや、特典があってもいいが、特典があるなら最早そういう「サービス」だと思って受け取る。でもデイリーポータルZはパトロンだと言っている。パトロン、いいな。響きもいい。セト・ランヴァルト・フォン・ノースメイア殿下もハマっちゃう訳だぜ。
デイリーポータルZは人気者なので稀によく記事が流行る。最近はフライドポテトの記事がヒットをかました(これhttps://dailyportalz.jp/kiji/compare-french_fries最近のDPZは記事のURLにも遊び心が加えられている。知ってた?)。普段デイリーポータルZの話をしない人がデイリーポータルZの話をしていると嬉しい。やっておるのう、と思う。高みからコメントしている。何故なら私はパトロンだからだ!(でも私はカバー祭り最高の記事はこれhttps://www.youtube.com/watch?v=mk60riBjlyEだと思うよ。これは内輪なネタがある記事を理解しちゃえるパトロンアピ)
私はインターネットオモシロをツイッターで共有するのが若干苦手なのだが(何故なら世界で一番面白い人間は私だと思っているからです)、はげます会に入ってからデイリーポータルZの話ができるようになった。私はパトロンだからデイリーポータルZの話をしてもいいのだ!!!(静粛に!アザラシをびっくりさせないようにしてくださいhttps://dailyportalz.jp/kiji/doyo-otayori2019-10-12)。
友の会にはあったグレードが、はげます会からはなくなったのもよかった。石油王にパトロンマウント取られたくないので。友の会ではグッズが貰える「松コース」と貰えない「梅コース」があって、私は後者だった。何故ならグッズは欲しくなかったから……。
全人類デイリーポータルZをはげます会に入ろう!
嘘、全人類に入られると私のパトロン感が薄れるからやめて。ほかほかおにぎりクラブに入ってください。
コピー本最高!一番好きな本の形態です!
コピー本の何が楽しいかというと全部自分で選べるところです。
紙替え本文色変え変型裁断オプション加工全部0円いぇーいやったね。

【必要なもの】

・中綴じ用ホチキス
無線綴じも家でできないことはないですが超面倒なのでオススメしません。
ミシンがあれば紐で綴じれるのでそのうちやりたい。
・プリンター
もちろんキンコーズに持っていってもいいけど、やっぱり落ち着いて作業したいので自宅に欲しい。手入れして長年使えばそんなに高くもないし。イベント時以外は使わなかったとしてもインクを入れて電源を差したままにしておきましょう。いざという時に動かなくなっちゃうぞ。
3Dプリンターに関して「自分の中のアイディアを形として実現できる夢の道具」みたいな褒めをよく聞くけど、それ3Dに始まった話じゃないですからね!?私は印刷所に出す原稿でも印刷して眺めてにこにこしたりしています。普通にゲラのチェックとして有用でもある。
・表紙の紙
どうぞ。選び放題です。
選びきれないなら2種類作ったっていいんだ。だってコピー本だから。
インクジェットプリンタ対応紙を選ぶことだけ注意。

梅原さんはサービスのつもりか注文してない紙をどんどん一緒に送ってくれる可愛い激推しショップです。ここで働きてぇ。
・本文の紙
特にマンガの場合はコピー紙だと裏が透けてしまうので、厚めの上質紙を注文したほうがいいです。表紙と一緒に梅原さんのところに頼みな。
厚みがあれば本っぽく見える。そして厚みは金で買えます。
【オプションのアイディア】
スプレー(ステンシルができる)、帯用の紙(A5本ならA3がいい)、切り取り線用カッター(袋とじ!袋とじ!)、裁断機、ホットボンド、etc
この手のアイディアの種はホームセンターでみつけることができます。皆ホームセンターに行こう。

ソシャゲと音楽

永遠意光とViva! Fantastic Life!!!!!!!を延々と聞いている。
ソーシャルゲームは可処分時間の奪い合いだとかアクティブユーザー数が大事だとか聞くけれど、そうはいっても物理的にゲームに手を付けられない時間は存在する。それを思うとソーシャルゲームに音楽が寄り添うというのは賢い手段だなと思う。
ゲームができなくても音楽を聞きながらできる作業はあるし(具体的に言うと原稿や原稿など……)、そうすると作業中も自ずからそのゲームへ思考の一部を割いているわけで、愛着も湧くというものだ。刷り込みというやつですね、私の大好きな。
さして好きなわけでもないのに頭から離れないという現象も音楽ではよくある。これは映像にはできない、音楽のアドバンテージなのではないか。

バラム戦なんてほとんどやっていないのに龍虎激突が流れるとあのにょろにょろした動きを頭の中に描けるのは本当に凄いことですよ、と書こうとしてバラムにはノーマルでもベリハでも相当苦労させられたと思い出した。記憶を捏造している。
これは最近味わい深いと思ったブログ
https://collectone.jp/blog/category/cat/

メギドアニメのサブタイトルにある「旅戦」。知らない熟語だな、とふと思って調べたら造語だった。
すごくありそうなのに、ない。認知の壁のセキュリティホールだ。

191009
征旅という言葉があるな。銀英伝を読んでいて気がついた。
読んでいなかったら気がつかなかったと思う。

好きな技術書

日本語の作文技術 (朝日文庫)   本多勝一

https://www.amazon.co.jp/dp/4022618450/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_Bx-oDbJ8Z5DG6

漫々快々―みんなのマンガがもっとよくなる (Comickersテクニックブック)   菅野博之
https://www.amazon.co.jp/dp/4568502241/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_1y-oDb21GBPNB
最近古本市で見つけたので日本語の作文技術の方を読み返してる。
水を飲むように見たり読んだりしているものが作り手の側から解体されていく様が好きなんだと思います。
こういう技術を人に伝えるまで落とし込むことは「上手い文章を書く」「上手い漫画を描く」とは全く別個の能力なので、作者の方々は尊敬できる。