Blog

  • 2020/08/25

    起床。

    昨日は本を読んでいて夜更しをしたので寝坊した。正当な寝坊と言える。
    素直で真面目な人間なので「専門知は~」を読んで新聞の試読を申し込んだ。今日から届くと思っていたが勘違いで、週末にならないと始まらないと知ってしょんぼりした。試読は様々な新聞社が行っているので今後新聞紙が必要になったら試読を頼めばよいという知見を得た。ただし届くのには一週間程かかる。
    本申込みになったら一ヶ月で4000円するらしい。サブスクリプションがひしめく現代社会の中で中々強気な値段設定だ。ネット購読が格安なところを見ると純粋な印刷費なんだろうか。紙になったら多少は習慣的に読むようになると思うが、そのためと新聞紙の獲得の対価が4000円か……。
    日中全くやる気が出なかったが夕方からエンジンがかかり始める、が、今日は仕事を切り上げてカレーを作らなければならない。
    なすのブラックカレー。うまい……多分……。味の良し悪しの判定さえ自信がなくなってきた。この材料でまずくなることあるのか?しかし味見段階ではやっぱり薄めの味付けになったのではちみつやらソースやら足して正解だった気がする。
    カレーを作り続けているとは言っても味は毎回変わるので飽きてはいない。いや、多少飽きているのかもれしないがメニューを考える負担がなくなるメリットがそれを大きく上回る。やはり今後カレー以外を作るにおいても必要なのはドリルだ。
  • 2020/08/23

    土曜。

    「専門知は、もういらないのか」読み終えた。
    既知の現状確認の本だったのでとにかく渋い顔になるしかない内容が翻訳独特の文体で延々と……。そんな気はしていたがここに書ける感想は全然ない……。
    ここに書いている感想はブクログの記録のうち問題なさそうな数段楽ををコピーペーストした後に伝わらないであろう表現を加筆修正するという面倒な手続きを踏んでいるのだが、本の感想を人とのコミュニケーションの手段に使おうとするならばそれなりのテーマや書き方が必要だということが確認できたので一応得るところもあった。このネタばらしをしたのでそろそろ今回のタームの日記も終わりである。
    かつては友達と漫画を貸し借りするのに感想を綴った手紙(三角の行頭文字で箇条書されている)を同封する中学生だったものだが、あのような文章は今の自分に書けるんだろうか。そもそも感想を表に出してみようと思ったのも、久しぶりにその友達から漫画を貸してもらったのがきっかけだった。どれ一つ懐かしいことでもしてみようかと借りた本の感想をブクログから集めて紙に印刷して読み返した後、わざわざ私のために本を選び、重い紙の束を家まで持ってきてくれた人に対してこの文章の仕打ちはなんだと呆然としたのだった。
    本を媒体として人に向けた文章を書くという点では、同人作品の作者に宛てたの感想文に近いと思う。それを純粋な本の感想といっていいかというと少し違うという話(作者との関係上それが許される場合も当然あるが)。
    夜から妹君が酒を飲みにやって来た。
    違った。今メールを読み返したら酒を用意したのは私であって向こうは話を聞けとしか言ってなかった。最近人から飲酒がてら人生相談をされることが多いが、私に相談しても得るものは何もないぞ。特に昨日は恋愛に関わる話だったので三秒で匙を投げた。話を聞くのは好きだが相談されても困る。
    彼女が酒の後はアイスが食べたいと言うので特段食べたくもないアイスを買いに行った。たくさん食べる必要がないのでピノにしようかと思ったが、食べたら食べたで少し口寂しくなるかと思ってモナ王の中身みたいなアイスを買ったらチョコが濃厚すぎて疲れた。欲張ったら駄目だな。
    起床。日曜。
    何故か一日中うとうとしていた。
    カレーがなくなったのでカレーを作ろうと思っていたがちょっと元気がなくなって断念した。無念。
    「2010年代SF傑作選」
    800字*400ページ/10作と仮定すると一作32000字か。SFの短編って一つのアイディアで書ききるからこその、キャラクターがでしゃばらない味があると思う。ミステリも近いかもしれないけど。田中啓文の作品はまさにミステリ短編らしさもあった。
    前半は傑作選らしく外れないなと思って読んでいたんだけど、一部作品は何が評価されているのかわからなくて残念(悔しい)だった。SFらしい観点から評価されていて私にはよくわからないということなのかもしれない。そういう点では伴名練 の解説が各作品に対してもう少しあってくれたら個人的には嬉しかった。
    ブクログといえば、先程の「専門知は、もういらないのか」のような論説のようなジャンルの本の感想もネタバレ扱いとして感想を隠しているユーザーがいてちょっと面白い。一般的には例えばミステリの最大のネタバレは犯人とトリックであり、それ以外のネタバレは比較的許されると思われがちだ。しかしそのような考えは主観であって、犯人も殺人現場も、ミステリも論説も、ネタバレという観点において平等のはずだと、このようなユーザー達は考えている、のかもしれない。
  • 2020/08/22

    起床。

    モデルを動かす。例の業務用ツイッターは流行りの手法をちょっとでも呟くと業者のアカウントからふぁぼやフォローが飛んできて怖い。これがメジャー産業ですか。bioで宗教パロをやっている技術者のアカウントにフォローされ、一瞬かなりびびった。やっぱりbioで知らない人を怖がらせるなんてよくないですね。
    カレーは煮詰めたら(正確には食べている間火を消し忘れていて結果的に煮詰まったら)やや美味しくなった。結構気にしたつもりだったがまだ脱水が足りなかったか。

    妹君から飲みの打診があったため(世界で最も栄誉とされている。)酒を買いに行く。甲子と栄光富士。後者は飲んだことがない酒蔵なので楽しみ。あまり一人では飲まないので引っ越してたらほとんど酒を飲まなくなるのではないかと思っていたが、オンライン飲みやら何やらあり、3月以降もコンスタントに消費をしている。
    突っ張り棒の恩恵で広くなった部屋の良さをじわじわと味わっている。本を読むかパソコンをいじるかに特化した空間という趣がよい。次は難関ではあるものの流しの下の整理に取り組みたい。
  • 2020/08/21

    東南アジアでバスに乗り損なう夢を見て、夜中に汗びっしょりで起きた。混乱して歯を磨き直してクーラーを強めてもう一度寝た。

    起床。
    7月の終わり頃からどうにもクーラーが黴臭い。どうやら私の入居前に掃除が入っていないな。一時しのぎとは聞くがしないよりましと思って、窓を開け放し最低温度に設定して1時間運転して中の黴を追い出すというのを試した。今まさに電気代と黴が流れ出ているのだ……と室外機から出る水を眺めながら思ったが、結局運転後も黴臭いままだった。
    今日は四月の入社以来もっとも下らない作業を仰せつかって午前一杯の賃金を得た。印刷された神エクセルをシートに起こす作業のようなものをイメージしてもらえれば相違ない。昨日「全然やりたくね~けど誰かがやらなきゃいけないしバイトにやらせるのは可哀想だからやります」とかっこよく宣言して勤め人っぽいかもと思い興奮したが、上司と社長がいる前でそんな本音を言うのは全然会社人っぽくはない。
    夜から一つ気合を入れてほうれん草と鮭のカレーを作った。例によって匂いと見た目はよかったがあまり美味しくなかった。何が悪いんだろうか……。味の駄目な部分を言語化できないので修正し難い。実際言う程酷くないのだとは思う。実はスパイスに味を決める作用はないらしい。信じられますか?このレシピに載っているカレーの本質は全て同じ(塩)ということになってしまう……。何かもう一品くらい隠し味的なものを入れてもいいのかもしれない。東京カリー番長もそうせよと言っている。
    落書きをしながらデイリーポータルZはげます回の株主総会を聞いていた。最近のはげます会は期間限定でフジワラFM(これを聞くんだhttps://www.youtube.com/watch?v=Ow_VswKPxhA)が復刻連載しており激アツである……。皆ちゃんと加入してるか?
    最近絵を描くのに3Dモデルを使っているが、3Dモデルの動かし方がいまいちわからないまま使っており、ボタン一つでモデルが遠くに吹っ飛んでいったり地面から浮いたりするので絵を描く時間以上にモデルをいじくり回している時間が長い気がする。一体これはどういう行為なんだ。理屈の上ではどんなにややこいポーズも描けるのだだがそれ自体は別に魅力的な絵にはつながらないので難しい。ネームが切りてえなぁ……。
  • 2020/08/19
    起床。
    昨日夏季休暇が取りたいって書いたら起きた瞬間にもう夏季休暇の気持ちになっていたので即ボタンを押下し半休を取得した。すげえ!簡単!当日でもできるんだ!普通の企業に勤めるのが初めてなのでこういう社会人っぽい行為に初回きりの興奮を覚える。今一番期待している行為はボーナスだ。一年目の夏は貰えないと知って悲しかった。
    後で見たら半休(3.5時間)のはずなのに4.5時間休みを申請していた。修正の仕方がわからない。
    朝はまだ涼しかったので意気揚々とスパイスおよび突っ張り棒を買いに行った。スパイスを買う予定の店がこの地域では珍しい古アパートだったので本当に存在しているのかちょっと疑っていたが、きちんとネットの情報通り10時から営業していた。スパイスもフェンネル以外は手に入り、リアルな店舗の力をあまり信じていない私としては少し感動さえした。店員さんに篤く御礼を言って店を出た。あとはニトリで突っ張り棒と傘立てを買った。
    あとは少し本を読んで半休は終わった。儚い3.5時間だ。
    買った諸々をとりあえず地面に転がして職。職務中、小刻みに設けている休憩時間中に細々した用事を片付けるのが気晴らしによい。ちまちまと食洗機を回し、麦茶を作り、傘立てを設置し、突っ張り棒を設置した。今の所突っ張り棒の使い勝手はよくない。
  • 2020/08/19

    起床。明け方に起きて二度寝したら寝過ごした……。

    今日はサーフェイサーや解剖学のことを考えつつもちょぼちょぼ仕事をする。昨日の日記、私の今後の趣味が押入れになるみたいに読めるな。部屋の装飾に気を配るという話です。
    そろそろどこかで夏季休暇取ろうかと思う。未だにお盆っていつ辺りを指すのか、それは誰が決めているのか、よくわかっていない。盆は正月と違って祝日法に制定がないから覚えられないのだと思う。
    退勤。元気を奮い立たせて近所のスパイスが入手できる店を調べ、カレーのレシピを選定し、足りないスパイスを書き出し、夕飯(豚ニラ卵の炒めもの)を作り、それから絵を描くなどした。しばらく漫画が描けないから絵を描こうかな。前向きで偉い。偉いけど本が読めてない。入力の行動と出力の行動って短時間で切り替わらないようになってると思う。
  • 2020/08/18

    起床。

    今日はあまり集中できず立ったり座ったりして、ずっと押入れのことを考えていた。
    家に押入れがある。改めて眺めてみるとかなりでかい押入れなのに、引っ越し直後にダンボールと小さな衣装棚を放り込み、同人誌がぴったりはまるという例のプラケースを買ってこの前設置してそれきりだ。同人誌に関して今私がやるべきは収納ではなく選別だとわかっていたのに、それから逃げて本棚からケースに場所を移した。ダンボールにしまわなかったのはいつでも取り出せる、本として扱っている、というポーズを取りたかっただけだ。明白なる逃避行動だ。わかっているのに……。
    同人誌ケースは脇に奥として、部屋に置いているハンガーラックを片付けて代わりに押し入れ内に服を吊るしたかった。横に突っ張り棒を渡すと相当な長さが必要になる上空間に無駄も出るので躊躇していたが、縦に渡せば都合がいいと気がついた。ニトリで安いし質もサイズも十分そう。いいぞ。
    気分が上向きになったのでハンガーラックを片付ける準備として、外出自粛になってからずっと面倒がっていたコートをクリーニングに出すという用事を完遂した。コートのクリーニングってびっくりするほど高い。散髪屋の値段とブラジャーの値段に並ぶ私の価値観にそぐわない金額だ。そもそも私のような人間はクリーニングに出すべき服を買うべきでないんだろう。コートをクリーニングに出すという行為を知ったのも成人してから大分経ってからだったな。こういう常識に対して「義務教育で教えろ」という定型句があるが、税金のこともクリーニングのことも中学校で教えられたって絶対必用な時まで覚えてないんだから意味ないんだ。実学だけを学ぶ場所じゃないんだから。
    クリーニングに出して図書館に寄って満足して帰った。ニトリは、このアイディアをもう数日置いておいて、尚これでいけそうだと確信ができたら行く。
    ふと思ったが、仕事の途中に突っ張り棒のことを考えたり数日アイディアを捏ねくり回したりするのは趣味の萌芽とも言えるんじゃないだろうか。絵を描くことと文字を書くこと以外に趣味らしい趣味がないので、そうなら嬉しいな。まぁそれで十分だと思っているのだが。絵を描いていない時間、字を書いていない時間、つまり今については、将来の創作のために準備をしている時間なので創作をしている時間の一部と見做して自分を慰めている。皆さんはどう思いますか。なんの役にも立たない無価値な人間だと思いますか。それもまた一興だな。
    「専門知は、もういらないのか」読み始めた。読まなければいけないだろうな~と思ってはいたが1ページ進むごとに落ち込む……。
  • 2020/08/17

    起床。

    頑張って一九八四を読んだ。案外直接的な(古典的な)ディストピアだったな。一番面白いと思ったのは付録にもあったように、国家が人民の思想を支配しようとしたときにどんな言語になるかという考察だった。むしろこれだけで一本ディストピアSFが書けそうな題材なのに背景として扱われており(扱われ方は巧みだが)表舞台にはほとんど出てこず、しかし付録で主役を張るのが不思議な感じ。
    思想を制限しようとする時に言語に含まれる単語を削る方向に進むというのはさもありなんという気がする。具体的なその手段として、形容詞においてはある語を定義した時にその反対語は否定語をつければいいだけなのでどちらか片方しかいらない、というのもリアリティがあってよかった。形容詞は感覚と思想を担う品詞なので。
    ディストピアものはどうしても現実と比較するという観点が出てきてしまうが、小説内の直接的暴力、記録の改竄、生殖のコントロールあたりは現実にも行われることとして、(言論ではなく)言語の改変だけがまだ達成されていない項目なのでその辺りにSF的面白さを感じたのかも。最近だとプログラミング用語のmaster/slaveが廃止されるという話があったが、私はこういう行動はもっと慎重であってもいいと思う。使う人がどんな単語を選ぶかというのは一番小さな思想の単位であるはずだから。それゆえに強制的にでも廃止させたいのかもしれないが。
    大神をクリアした!
    いいゲームだった……。謎解きは楽しかったしアクションもちょっと苦労したがほとんど悩まずに進められたし、走っているだけで楽しいのが何よりよかった。シナリオも笑いあり涙ありという言葉がぴったりで事前評判通りクライマックスにはちょっと泣かされた……。泣いたが……最後に主人公(狼)が相方(コロポックル)を地上に置いてライバルキャラ(月の民)と一緒に天界に帰ってしまうのがNTRで嫌だった……俺はずっとイッスンと一緒にいたかったのに……。いやっストーリー上これが相応しい終焉の構図だとは理解している……。だが……だが……。ウシワカあの場で死んでもよくなかったですか……?
    テクスト論云々と言いつつ私は本の後書きや解説を読むのが好きなので、ゲームにはこの余韻がないのを少し残念に思っていた。が、最近クリア後に開発者インタビューを漁ればいいと気がついた。大神はプロデューサーとディレクターが2006年の発売当時、平日毎日更新していたブログが残っておりお腹いっぱいになった。abemaブログ。時代を感じる。記事に貼られている公式サイトの情報はコンテンツがなくなってリンク切れになったりする中で、こういうブログがずっと残っているのは大袈裟な表現かもしれないが、歴史的に貴重な資料なんじゃないか。
  • 2020/08/16

    眠い……次タームは寝る前ではなく日中に更新するのもいいかもしれない……。一週間の終わりが日曜だなんて誰も決められないように一日の終わりも24時だなんて誰も決められないのだから……。

    起床。返却期限が迫っている本があるので読む。私が追われる数少ない締切と言える。
    pro microが届いているので早速郵便受けに取りに行った。元気がありあまって家に戻りがてらクリックポストを開封した。アメリカのホームドラマみたいだ。
    アルコールを摂取し、ソファが幼少期に与える経験の話などをした。
  • 2020/08/13

    起床。

    この三文字は、毎回決まったワードで始めると執筆時のハードルが下がるのではないかという仮説に基づいて書いている。デイリーなら地主さんは「〇〇というものがある。」という定型文で記事を始める。たまに別のライターさんが同じ言い回しを使うとちょっと混乱するが、この言い回しは地主さんのものではないので不当な混乱と言える。こんなに一般的な表現でも使い続けていると読者の脳の中の著作権を専有できるものだな。
    モデルが動いた。よかったですねぇ……。
    飲み会で自作キーボードの喧伝をしていた。一度分離型に慣れたらノートパソコンのキーボードに戻ると違和感がすごい、云々。それでカメラに写そうとしてケーブルを引っ張ったらpro microがもげた。
    面倒くさいな〜という感情が先に来た。パソコンをラックから下ろして配線を修正することが面倒くさいし明日から数日はノートパソコンのキーボードを使わなければいけないのが面倒くさい。さっきそれ言ったばっか!それから「出費が……」という悲しさが訪れ、最後に「でもpro microのもげというのは自作キーボードあるあるなので、この身でそれを体験できて嬉しい」という喜びが少量やって来た。最後の喜びのみを飲み会で控えめに共有するに留めたが、人に「悲しみが先に来ないのは金銭感覚が狂っている証拠」と指摘された。そんなことはない。
    その場で新しいpro microを注文した。
    どんなアイドル(商業的アイドルだけでなくユーチューバーや身近な憧れの人間も含めて)にも突然熱が冷める瞬間というものがあると思うが、私は「自分のファンを蔑むところを見た瞬間」が駄目だなと気がついた。具体的な名前は出さないが、前に好きだったアイドルが自分を熱心に擁護するファンのことを「信者」と呼んでいて、その瞬間にぱっと熱が散るのがわかった。もちろんそのアイドルは考えもなくそんな言葉遣いをした訳ではなくて、きちんとそのファン達に対して批難の文脈があり、意図的にその言葉を選んだと思うのだがそれでもなんだか駄目だった。言語化するなら、「調子に乗ってるな、こいつ」という感情が近い。
    書いてみたらすごく「正しいアイドル論」みたいな主張になってしまって本意ではないし、当たり前の事を主張しているだけにも思えてきたのだが、自分が蔑まれた訳でもないのに少し不思議な話だ。