六つの土下座像のこと

またぎりぎりになっちゃった……と思ったけど最新話公開前に前話見直すのサイクルとして悪くないからまぁいいか……。締め切り前にならないとエンジンかからないタイプの人間なんだよな……。
冒頭から大河の狂人っぷりが見えてて最高!!!
二話の読者の「恐いわ!」って感想をを鳥辺野有が代弁してくれるところがすごくいい。俺達の視点人物、それが挟まれる男鳥辺野有だ。ところで回想はイオちゃんは出番なしなんですかね……。
語り部を鳥辺野有に移したことで、冒険までは比較的常識人で穏当な助手兼語り部に見えていた大河が、外から見ると狂人として描かれており改めて探偵と助手の関係性が外部から描写されるのが好きだ……。これ前回も言ったな……。
鳥辺野有から見た大河、すげーーー腹黒人間になってて笑っちゃう。そこまででもないと思うよ!?鳥辺野有、信頼できない語り手だ!知ってた!!!
獅子丸、グラビア撮影の仕事なんてあるのかよ……。最高だな……二次創作の題材として……。アイドルじゃん……。
大河は獅子丸をその気にさせる天才、なるほどですね。円居挽、狙ってるだろ?そう易易と引っかからないぞ。
>オレが七や八では恥ずかしい……
本日のカワイイ・シシマル。恥ずかしいとかいう感情天下の天親獅子丸にあったのか。性の話ですか?(易易と引っかかっている)
>出会ってから初めて気の利いた提案をしたな
獅子丸のこういう言葉遊び、ジョークのつもりなんだろうけど可愛いな。烏有に通じてないけど。
論語君は拾ってくれる相手がいてよかったよね(こちらの世界にはいません)。
>『がおー、たべちゃうぞ』
大河のたの字もないのにこんな明瞭に読者を殺すのすげぇよ……強くなったよ円居挽は……なんでそんな俺達に殺意抱いてんのか知らないけど……。
探偵に推理を振られて前座として推理を口にする助手ってミステリの中では様式として必要なんだけど、キャラクタ側から見ると結構わざとらしいものになってしまい、例えば御手洗シリーズではシリーズが進むにつれ邪魔になってしまったりするんだけど(誰が邪魔と思ったかはともかくとして……)、獅子丸と大河の関係性を前提とすると「それが助手の務めだ」(「助手の務め」、意味わからんくらいエッチだ)が成立するのがすごくないですか?
大河はあくまで助手なので、いかに賢くてもルヴォワールの龍師達のように獅子丸と一緒に推理を重ねていくことはできない。それでもその行為が、プロセスが、探偵である獅子丸には必要なのがすごい。ていうか獅子丸が大河にこうして問いかけるのはそれ自体が自分の直感を大河という世界の代表を見ながら論理に翻訳する作業だからじゃないか……?
そもそも助手が探偵の推理を世界に向けて翻訳するというのがミステリの形よくあるパターンと言えるので、獅子丸と大河は探偵という概念と助手という概念の愛なんだな……。そしてキングレオシリーズが単にホームズへのオマージュというだけでなく、探偵と助手という古典的ミステリの形式への讃歌なんだよな……。
おまけに天才だった獅子丸が秀才である大河の理解できるところまで降りてくる話をしており……うぅ……本格は努力@麻耶雄嵩……。作家萌えはやめましょう……。
鴨川と高野川の合流という河原町の一大トリックを犯人達のチープな動機という形で再利用されるのが、ルヴォワールファンとしては嬉しいところありますね。あくまで終わったことなので。
でもキングレオの回想は冒険の「このミステリは名探偵と助手の関係をお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない推理をお楽しみいただく作品です」をもっと明快にやっていくって言ってたけど、「関係をお楽しみ頂く」にバフを盛ったのみでなく「差し障りのない推理」にもデバフ盛られてるのはちょっと残念だな……。冒険のミステリとBLのマリアージュ感が好きなので……。冒険最終話はやり過ぎたって言っていたので、その辺り踏まえての塩梅なんだろうけど……。
それでもキングレオチャンネルパート、きっとキャラクタ的(獅子丸の思考プロセスらしきものを読者にもわかる形で提示する)にもミステリパート的にも加筆が来るだろうから嬉しい。いやキングレオの回想今からでも遅くないから連載全十話にして欲しいけど、同じくらい早く単行本になって人口に膾炙して欲しい。そして界隈は全滅する。俺達では円居の殺人欲を満たしてやれなくてごめんな。早く二次創作をしろってことだよな。
今回はソファに身体を沈めがち獅子丸、飼い主がいないので元気がなく、可愛い。ていうか獅子丸、ソファ好きだな。ネコ科だからね。
ユーチューバーをよくわかっていない獅子丸も可愛い。コンシューマーゲームのオタクだもんな。その後大河にオモシロ動画をシェアしたがる獅子丸、今まで知らなかった社会にはしゃいでいるルヴォワールの論語君@あんパンを思い出して胸が痛くなりますね。論語君にも包丁の動画シェアして二人で盛り上がりなよ。二頭身番外編やってくれよ(同人でやれ、案件だ)。
大河の本を市場から買い占めたい獅子丸、独占欲のBL的婉曲表現だ。
ウーッ城坂論語がハンニバル・レクターに例えられるの最高……。クラリスはどこですか……。ハンクラがめちゃくちゃ好きです。ハンニバルのラストが最高。読み返そうかな。
見ただけで人の心臓の動悸を高鳴らせて人生を狂わせる(比喩ではない)絶世の美少年、オム・ファタールじゃん。やっぱりキングレオの論語君、ルヴォワールより美人度が上がってませんか?星5だな。
あとやっぱり論語君の烏有に向ける冷たい視線が最高。ルヴォワールでもじとっとした目で見ていたけどあれは撫子さんと仲良くしないでいただけますかの目線なので対比がよい。税所密香もそうだったのですが、こっちの論語君は徹底的に能のない人間に興味が無いからな。瓶賀流は偉大です。
木漏れ日の溢れる山奥の療養所で一心不乱に動画見てる城坂論語、美しいがすぎる。PSYCHO-PASSに出演するか国宝にするかした方がいい。いやごめん嘘。アニメ化したら絶対面倒バーサーカーオタクに変身しちゃうのでやめて。
獅子丸が今の獅子丸になたのは十代の半ば!!!いい情報だ……二次創作をしろという声がするな……。絶対に幼少期の獅子丸大河寅彦雹平四人組のじけんかいけつ!が見てぇよ……。獅子丸が大河に惚れることになったきっかけ、皆だって原作で欲しいだろ……?なぁ……。このツイートの賞味期限はあと一時間です。頑張っていきましょう。

双鴉橋のこと

将太の寿司を履修してなかったのでモチベーションが上がらず書いていなかったのですが(私は円居のそういう所どうかと思ってますよ!)(柏手は流石におかしいだろ!)キングレオの回想第2話双鴉橋の感想です。
>「いや、僕らは別に夫婦ではないので……」
おう。
向こうの世界のキングレオ、アニメ化している!?ますます広がるキングレオワールドだ……。いやでもこういう設定が出てくるのはありがたいですね。向こうの世界の本を作れと作者に言われているんだろうな。
>拗ねたような物言いだが、獅子丸が別に烏有を嫌ってはいないということはよく知っている。それでも一言ぐらい相談して欲しかったのだろう
おう。相談されて即座に上機嫌になる獅子丸可愛すぎるだろ。
>お前ーっ!
金魚王国?
双鴉橋、「原作が強すぎて二次創作が無理!」というファンの声に応えた円居挽の渾身の解答っぽいのにファンを威圧してるのめちゃくちゃウケてるんですが、原作を乗っ取る悪の御曹司の圧力にも大手同人御令嬢作家の圧力にも原作は負けない!正義!!!ってやってるの結構救いですね。原作が同人を逆輸入するの、不幸しか産まないから……。
いや円居挽が伝えたかったメッセージがそれかわからんが……。寧ろ上記の二次創作が向こうの世界でも行われているっていう設定の方かな?
こっちの世界の鳥辺野有がドラゴンズマンション西洞院に住んでるの予定調和すぎる。
キングレオでも大河のマンションは「メゾンドヴァンヴェール」で「Vent Vert」、「緑風荘」だもんな……。建て替えたのか?緑風荘はどう考えてもオートロックじゃないもんな。
獅子丸と有、普通に仲が良くて可愛い……と思っていたら最後でサシ飲みしない程度の仲なのかよ!となり笑う。キングレオの回想、獅子丸と大河に第三者を加えて探偵と助手の関係性を描くということをやっているわけですが、あくまで税所密香は大河の恋人であって、鳥辺野有は大河の友達であって、獅子丸が関係性を持つのは大河だけなんだよな……。
キングレオの冒険では探偵が既に理解者である助手から描写されるため、読者には獅子丸の非人道性があまり理解できないという欠点があったのですが(なぜなら非人道的探偵に慣れすぎている本格ミステリの読者は人間が読めないからです)、回想では第三者が入ることでそれが間接的に伝わるようになっており、良いですね……。私は外部から描写される箱庭が大好き!
特にサシで飲んでいる会話で、獅子丸が言葉を続けようとしたけれど沈黙を選択するシーン、獅子丸が誤解される要因そういうとこやぞ!って感じだ。
それから鳥辺野有は元気になると喋り方が烏丸での「俺達が知っている鳥辺野有」に戻るので、俺達も嬉しくなり、鳥辺野有に同情する大河の側に共感しやすく、よいキャラクター選択だ……。すると論語君の敵サイド感が強まってきますよ!きゃっきゃっ。
>大河が謝ってるんだ。お前はただ受け入れればいい
うん?BLか?(敏感肌か?)
>獅子丸、お前は話をややこしくしないでくれ
>獅子丸!今だけは黙っててくれないか?
本日の可愛い獅子丸だ
なんか今回も固有名詞ネタがいろいろあるっぽいんですがいい加減固有名詞の元ネタを探るのは諦めました。
うわっついに来たよ同人ネタ。HIMIKO★神成、達也の親戚ですか?固有名詞の元ネタには大した意味がないと思うのでスルーするんですがこういう所は意味を持ってかぶせてきている可能性もあり怖いですね……。
大河同人誌読むの!!!??公式が同人を読む構図、しんどいな!?(ミステリ界隈にはままあることです)大手文字書きが万単位で読者抱えてるって、キングレオめちゃくちゃ大手ジャンルやんけ……。ていうか大河が漫画描きと文字書きの出版事情を把握してるのウケる……。仕事ですもんね……。やはり向こうの世界における同人界隈の事情を描いていくことが円居挽から俺達へのエールということなのか?
>探偵にとって助手は必要なものですが、あくまで助手は従ということをお忘れなく
名探偵モノとしていい台詞だな……。大河結構探偵してるけど……。
まぁ大河そもそも探偵に適正あるんだよな……一乗寺……ウッ……
寿司コンクールのことは何も知りませんが確かに今回のミステリパート、前に出たプロットを踏まえて次々と書き換えていき最終的にも多重解決するという点でチェスト丸太町なんだよな。
この辺り、円居挽が最近ツイートしてた物語レクチャーと合わせると興味深いですね……(https://twitter.com/vanmadoy/status/1091614495430963202)。
円居挽、本当にミステリ初心者講座向いていると思うからやって欲しい。貴方の敬愛するナチュラルボーン作家達にはできない仕事ですよ!!!
○倒叙で動機の重要性を低める
✕キングレオの出番が減る
○倒叙(大河に嫌疑)でキングレオの物語という必然性を出す
✕「完全に解釈一致ですそして公式の(略)!」
○死んで相手に呪いをかけるという動機
✕「キングレオはそんなことしない!」(ところで「真実よりも生者の幸福を優先する。城坂論語とはそういう奴なのだ」……)
○動機はどうでもいいじゃん!キングレオというキャラを書くことが大事です!
✕「それはいいけど犯人を死なせるキングレオ解釈違いです(怒)(怒)(怒)」
キャラ解釈エンド(今更だけど隣にモデルいるのにキャラ呼ばわりウケる)
そうだ!キングレオが事件を未然に防ぐ!決め台詞!キングレオかっこいい!!!助手を従にして(というか助手出てこなかった)キングレオ自体を描いている!満点完璧!僕は帰ります!
動機エンド
動機は呪いじゃない、祝福なんだよ(鳥辺野有、祝いの龍師に弟子入りします?)
>この二人がわちゃわちゃしている画が浮かぶようで
ここ好き
大河が強火ファンに優しくしてくれて嬉しい。円居は強火ファンに優しくしてくれなくて嬉しくない(なんで最近ずっと読者に殺意向けてんの?)
でも実際のところ獅子丸は動機を見抜けなかったわけで、自分の理想の探偵を物語の中で作り出しており……ウッキサラヅカッコイイ……
というかここまで常識人に見えた大河も結構頭が狂っており、良さがある。箱庭にいる人間なんて全員マトモじゃありません。
大河が愛しているの、キングレオというキャラクターなのかよ……偶像じゃん……専門分野になって参りました……アイドルは遍在するからね……(いや獅子丸のことも愛してると思うよ)。
というかキングレオは呪いかもしれないけど獅子丸は呪いじゃなくない!?ししまう~~~……そんな悲しいこと言わないで……MUGENが解散しても龍也と琥珀さんはズッ友だょ……。
>大河は一度ああなったら最後、オレのことも放置する。まあ、たまにしかならないから別にいいんだが
構われてる自覚あったんだ……(可愛い……)
実在の人物を小説のキャラのモデルにするの、明らかに作家円居挽のやり方でウッとなる。撫子ちゃんが河原町で血が通い始めたの最高でしたよね。
>菩薩のように優しい大河
おう(そこまで言う?)。
獅子丸、鳥辺野有という事件を収束させるのが上手い!?名探偵!!!
1話に続き大河が探偵役かと思っていたけど、このもう一つの事件を収束させたのは獅子丸であり、多重解決。良さ。
>獅子丸は大河と過ごす日々を幸せだと思っている。
おう(知ってた)。
>だから弱音をおくびにも出さず、やがて優雅にこう答えた。
「やがて」でちょっと詰まっちゃってるのが可愛いよ獅子丸~~~。
終わりです。3話は3日後!頑張ろう人類~。
さて今回の論語君は!
シリーズここまでで論語君がしてきたことって人を唆すか獅子丸に嫌がらせをするかだったので、積極的に赤の他人の人生に嫌がらせをするようになってきたの、論語君の悪の総帥らしさが増してきて最高ですね。論語君、別に鳥辺野有のこと好きじゃないからな……。
人間の好きと無関心が激しい城坂論語、可愛い。でもキングレオだと基本的に人間を愛していないので最高。
論語君が話に入ってから明らかに会話のテンポがよくなってない?論語君全話皆勤を期待してもいいのか?
>大河さんの逆鱗を愛撫
あっこの表現キングレオの論語君っぽいですね……シモネタ解禁されてる所が……。純情でない感じが……。筆下ろしはNGでしたが……(御曹司の筆下ろしがNGだったのかな……)。
論語君、冒険では二人の仲を引き裂こうとしていたが心変わりしたんだな……。
いや別れの物語である以上、ラスボスである城坂論語(最高の響きだ)は別れを阻止する側に立たなければいけないという作品上の希求もあるのですが、確かに城坂論語というキャラクターは別れに対して拒否する機構なので凄くしっくりくる。しっくりくるのに悪役味もある。嬉しいですね。

大宮の醜聞のこと

いや本当に論語君今軟禁されているから最終章「最後の事件」にしか出てこないと思ってた。完全に油断しており冒頭で死んだ。論語君関連の話は後ろに少しまとめました……
キングレオ論語君がはっきりと「人嫌い」と明記されるの……そうなんだろうけど……来るものがあるよな……
「他人様から感謝されるようなことだけはしない」っていうポリシーは一致したのにプルミエールとは運命になれなかった論語君……
公社、メディアミックス企画めちゃくちゃ推してくるな!?現実世界への伏線?
まともなこと言うと、大河が自分の小説どころかキングレオシリーズも含めて文章が書けない環境にどんどん追い込まれて公社にいる価値がなくなるという伏線なのかもしれない。考えたら大河の会社員から作家っていう境遇って円居挽の経歴なぞってるのか
ミブロー湯、テルマー湯のなんらかのパロディでしょうがわかりません、胎界主か喧嘩稼業かそれ以外か
本当にKNL湯けむり純情編やりやがった
雹平!久しぶり!
勤め先、宮内庁……?天皇お抱えの探偵組織があるの……?ルヴォワールの世界の青蓮院みたいなポジか……?
散々匂わされてきた天親分家本家の会話がここまでシリーズが来てやっと出てきたの感慨深いな……。本当に従兄弟同士なんだな……。天親一家の話もっとください!小学生の天親獅子丸が天親四兄弟でめちゃくちゃやって最初の事件を解決するの女オタクは絶対見たい!サービス精神に溢れた今の挽ならやってくれます@Pの密室
「僕らの仲だからいいんだよ?」えっち!!!お前は重雷装巡洋艦木曾改二か!
今出川の雹平初登場確認してたら夏なのに黒い外套着てるっていう記述出てきて叫んでしまった……お前……。ルヴォの天親関連の伏線は拾い損ねてるものが多く、頻繁に驚いている……
大河が年上のお姉さんに振り回されてるのめちゃくちゃわかるな!?
聡明かつ奔放、レオ様とキャラ被っとるやんけ、それは獅子丸だって不愉快だよな、わかるよ
えっつまり逆説的に獅子丸は大河より年下であることが確定した!?なるほど~~~!
獅子丸の言う「オレの世界」いまいちピンと来ないんだけど……胎界主……そっすか……まぁ生きてるうちには読むリストに加えとくね……
獅子丸の口癖「無害化」←好き
「朱に交われば」……ルージュ……ウッ……
大河、公社でそこそこ稼いでるだろうに学生時代の家に住んでるのかよ。狭くないの……?
獅子丸、一人で帰してたら家で残業したかもしれない大河を休ませるために着いてきた可能性もあり……優しい……(オタク深読み)まぁ結局大河は漫喫で仕事する羽目になっているのですが……
いや不法侵入には動じろよ
税所密香、どう見ても大河を誘惑するためにそういう格好をしているわけだが大河はいつのまにそんな鈍感系主人公みたいな属性を身に着けたのか……と思ったけどイオちゃん周りのごたごたでも結構そうでしたね、今回はイオちゃんに会えなくて寂しかった、いや作品のカラーからして似つかわしくないのはわかっているのですがイオちゃんと獅子丸がばたばたやってるの好きなので
獅子丸、普通に「大河を傷つけたこと」に対して怒っており、すごい(すごい)
同居時代のオタクだからわかってしまうのですが「なあ、今からでもウチに引っ越さないか?」って言い方、絶対これまでに同居誘ったことあるんですよ!!!待って!いや本当に!これまでに引っ越す提案をしていなければ「今からウチに引っ越さないか?」って言い方になるはずじゃん!!!この、頭の「なあ」が与える印象も裏付けてるでしょ?「(これまでもこの件についてオレは度々提案してきたが、)なあ、今からでも(遅くないから)ウチに引っ越さないか?」なんですよ!そうだろ?そうです、そうだよなぁ……。
大河の家の鍵を交換しなかったのが獅子丸のミスになるの面白すぎるな……。「こんな学生が住むようなセキュリティの家はやめて引っ越せ。なんならオレのマンションの部屋を分けてやる」って会話ありました。あったな~。この前読んだわ。
と思って読んでいたら大河の家はオートロック式という記述を冒険から見つけました、無念です
「もしかしてお前、密香さんのことが好きだったんじゃないのか?」とか言う大河、鈍感ムーブがすごい、この鈍感語り手がすごい2018
百万遍のパチンコ屋が潰れたの冒険刊行以降の出来事だったと思うのであっ作中で現代と同じ時が流れている……続編が読める奇跡……ありがとうFGO……と思ってまた感慨に耽ってしまった(違ってたらごめん)
獅子丸が「番」って言葉使うのかわいくないですか?鳥か?語彙が可愛く頭のいい男は最高
策略の中とは言え獅子丸が大河に一生助手をやってくれって言ったの結構驚いたのですが、どうした?冒険では夢のためなら助手やめてもいいって言ってくれたじゃんか。獅子丸が探偵業に対して自由な立場でいることが大河が夢を追う前提条件なのか……?獅子丸、あくまで探偵は仕事であってそこまで執着ないもんな……。逆に言うと別れの時(これは数話後にくることが確定している……)獅子丸もまた探偵を辞めることになるのかもしれない……?
「この国に対するなんらかのテロを画策している可能性もあるな」「いや、それはちょっと飛躍しすぎじゃないか?」ハイロー以後円居挽やんけ!(「証拠はないがあの女ならやりかねない」)
獅子丸雹平めっちゃ他人行儀だね!?この兄弟弟普段どんな会話してるの?全然想像つかん……。やっぱりこっちの世界でも大河と獅子丸がペアで、雹平は寅彦と過ごしてたのかな……。
「雹平……いくら弟でも心ある人間なら口にすべきでない言葉がある」←かわいい
経費でラブホ代落とされる大河、ハニートラップ仕掛ける役割か?
「押しが弱いのはお前の美徳だ、大河」←隙きあらば助手を褒める探偵、かわいい
獅子丸、普通に大河の才能を評価しているところが可愛いよ……
「トレースできなくなっているようだ」っていう物言いも冒険既出だけど、なんかやっぱり獅子丸の喋り方特徴的だな、ゲーマーだからこういう語彙がでてくるのか?
「違う!」←癇癪を起こしており、かわいい
円居挽の作品ってあんまり性の匂いしないんだよな(c.f.「その夜、○○と寝た」)。ジュブナイル的な印象があった中でベッドシーン(未遂)ぶちこまれたので結構びびった。でも確かに税所密香、ルヴォワールでも青田刈りとか言ってるからそういうキャラクタなんだろうな……。
なんかここ会話が生々しいよぉ、R-18です……
「獅子丸の体はもう獅子丸一人のものじゃないんだ。」あざとい、流石にあざとい。
獅子丸の反対理由がウェットなのに対して大河がビジネスライクでドライすぎる……
ごめん男男女感情の専門家じゃないので3Pの下り笑ってしまった人間なんだけど男男女、男男元カノという他にも探偵助手犯人の3Pという取り方もできますよね?だからなんだ?すいません言ってみたかっただけ
でも3Pの下り笑える人間もいるというバランス感覚が絶妙じゃないですか?ちょっとくどいか?そうかもしれない
大宮の醜聞、探偵役は完全に大河なんだよな……手前で獅子丸が予告していたことではあるけど……回想一作目から不穏ですね……獅子丸の探偵性とは……
亡くなった母と同じ病、落龍疫だったりします?
アドレナリンは別に匂わないだろ、というのとガラス越しにも作用する探偵への嗅覚が覚醒し始めた論語君、神様みがあっていい
熱っぽい瞳なに?論獅子ありますか?もうそれでいです……
大河の「1を10とか100にする能力」が一人の女を救った話だった……
今回ミステリとしては一応ワイダニット分類なのかな?と思うのですが大きなトリックはなく(いやボヘミアの醜聞からしてそこまで大きな謎は取り扱ってないが)、動機自体は円居挽作品に連なる既出のものであったということでそこはちょっと不満だったな……。キングレオシリーズの「本格ミステリだと思ったらBLだった!?」というサプライズ感が好きなので……。でもしかするとあんまりミステリに寄りすぎるとネタバレを気にする読者により拡散に支障が出るのではという円居挽の社会実験に関する戦略だった可能性もあり、まぁでもこの点は二話以降に期待したいですね。
人類の皆さんお疲れ様でした、二ヶ月後も頑張ろうね



~以下は城坂論語三昧真火担の話です~

今回の論語君の行動って傍から見るとちょっと矛盾してると思うんだよ。冒頭では獅子丸にどうしてもプルミエールの正体を暴きたいと言いながら(自分からそれが果たされればまっとうに生きるという条件も持ち出している)結局は獅子丸からの提案を断っている……。しかもこれはいつか自分で解く問題だからみたいな前向きな理由ですらなく、そもそもプルミエールの正体を暴くこと自体を諦めている……(税所密香の寿命が長くないのだとすればここで情報を捨てたからにはプルミエールとは本当に二度と再会できなさそう、あまりする気もなさそう)。そもそもルヴォワールの世界とは冒頭から齟齬があり、もう会えないのならそれでも構わないから自分のところにきた理由が知りたい、って、既に再会自体は二の次なんだよな。
なんでそうなったかというと獅子丸がプルミエールの正体を暴くかどうか確証がなかったと考えるとすっきりして、獅子丸自身も「絶対に再会できないと思っていた幻の女の正体を知ってしまう」って言っている。それでいざ獅子丸がプルミエールを捕らえて、キングレオとの再戦とプルミエールとの再会を天秤にかけられてしまうと、どうしてもプルミエールはキングレオに正体を暴かれてしまった女になっちゃうんだよな……。これ「二人を争わせて勝ったほうを好きになる」理論じゃん……。陽虎ちゃん流石ですね。論語君は約束を違えて獅子丸に「格下」扱いにされるのを嫌がったけど、プルミエールがキングレオに捕まるようならキングレオの方が上だったと判断しているわけで、論語君がしているのも格付けなんだよな。獅子丸は手形をもって論語君に会いに行く予定だったけど、それがなくてもキングレオがこれっぽっちの時間で正体を掴んだという事実で十分プルミエールは貶められているんだよ……。論語君にとってルージュ(撫子)はルージュ(落花)に置換不可能な存在だったんだけど、プルミエールはキングレオに上位置換が可能だったんだよな……(別にキングレオも唯一の存在ではないが……)。
冒険の時点でキングレオ線での論語君の女は撫子ちゃんじゃないといいなと思っていたので(撫子ちゃんだったら悲しすぎるから)そこはいいんだけど、そもそもその女の立ち位置が違うんだよな……。本当にこの論語君には何もないんだ……。間違ったことなんて何もしてないのに……。でも逆なんだろうな。キングレオの世界が駄目だったんじゃなくて、ルヴォワールの世界で起こったことが城坂論語の身に降り掛かった最大の幸運だったんだろうな。論語君は目が見えない状態で年上女と出会うと幸福になれない星の下に生まれているので。
でもあのさーこれは完全に私的感情なのですが、誰かの記憶の中に残り続けるっていうのがルヴォワール含めて円居挽の作品のテーマなのはそうなんですけど、失踪という形でそれを成し遂げようとするのって卑怯じゃない?だから獅子丸の最後の感情の吐露がすごく共感できて……。へらへらしている大河はなんなんだよ?お前の元カノじゃないのか?ルヴォワール線の論語君を見習ってくれ。普通に私情で税所密香のことが憎い……。しかも残りたい誰かの心が特定個人でなくていいとろこもむかつく……。論語君が心を寄せたことも再会さえも諦めて欲した「ぼくの前に現れた理由」が都市伝説への踏み台として扱わていれるのが腹立つ……。こんな女の手管に引っかかってしまって論語君が可哀想だ……。こんな女に救われなくてよかった……。もういいよ、神様におなり……。
いや実際終盤の論語君ほとんど神様として覚醒してましたね……。「テーマが見えそうなんです」って……言い方……。眠れる神様の仔を起こしてしまっている……。
城坂論語という概念にとって「あの女」は唯一の弱点だったのですがそれを失ったのでキングレオの城坂論語は「完璧」になってしまいましたね。おめでとうございます。一方で大河は獅子丸のこと完璧な探偵だと思っているのかもしれないが、他ならぬ獅子丸が冒険のラストで「探偵は一人で完璧になるわけじゃない」と言っており、獅子丸の弱点はそこにあるんだよな……。論語君が神様になり心配事がなくなった今、城坂論語三昧真火担としてはどのように別れが構成されるのか心置きなく楽しみにできますね。

おわり。