将太の寿司を履修してなかったのでモチベーションが上がらず書いていなかったのですが(私は円居のそういう所どうかと思ってますよ!)(柏手は流石におかしいだろ!)キングレオの回想第2話双鴉橋の感想です。
>「いや、僕らは別に夫婦ではないので……」
おう。
向こうの世界のキングレオ、アニメ化している!?ますます広がるキングレオワールドだ……。いやでもこういう設定が出てくるのはありがたいですね。向こうの世界の本を作れと作者に言われているんだろうな。
>拗ねたような物言いだが、獅子丸が別に烏有を嫌ってはいないということはよく知っている。それでも一言ぐらい相談して欲しかったのだろう
おう。相談されて即座に上機嫌になる獅子丸可愛すぎるだろ。
>お前ーっ!
金魚王国?
双鴉橋、「原作が強すぎて二次創作が無理!」というファンの声に応えた円居挽の渾身の解答っぽいのにファンを威圧してるのめちゃくちゃウケてるんですが、原作を乗っ取る悪の御曹司の圧力にも大手同人御令嬢作家の圧力にも原作は負けない!正義!!!ってやってるの結構救いですね。原作が同人を逆輸入するの、不幸しか産まないから……。
いや円居挽が伝えたかったメッセージがそれかわからんが……。寧ろ上記の二次創作が向こうの世界でも行われているっていう設定の方かな?
こっちの世界の鳥辺野有がドラゴンズマンション西洞院に住んでるの予定調和すぎる。
キングレオでも大河のマンションは「メゾンドヴァンヴェール」で「Vent Vert」、「緑風荘」だもんな……。建て替えたのか?緑風荘はどう考えてもオートロックじゃないもんな。
獅子丸と有、普通に仲が良くて可愛い……と思っていたら最後でサシ飲みしない程度の仲なのかよ!となり笑う。キングレオの回想、獅子丸と大河に第三者を加えて探偵と助手の関係性を描くということをやっているわけですが、あくまで税所密香は大河の恋人であって、鳥辺野有は大河の友達であって、獅子丸が関係性を持つのは大河だけなんだよな……。
キングレオの冒険では探偵が既に理解者である助手から描写されるため、読者には獅子丸の非人道性があまり理解できないという欠点があったのですが(なぜなら非人道的探偵に慣れすぎている本格ミステリの読者は人間が読めないからです)、回想では第三者が入ることでそれが間接的に伝わるようになっており、良いですね……。私は外部から描写される箱庭が大好き!
特にサシで飲んでいる会話で、獅子丸が言葉を続けようとしたけれど沈黙を選択するシーン、獅子丸が誤解される要因そういうとこやぞ!って感じだ。
それから鳥辺野有は元気になると喋り方が烏丸での「俺達が知っている鳥辺野有」に戻るので、俺達も嬉しくなり、鳥辺野有に同情する大河の側に共感しやすく、よいキャラクター選択だ……。すると論語君の敵サイド感が強まってきますよ!きゃっきゃっ。
>大河が謝ってるんだ。お前はただ受け入れればいい
うん?BLか?(敏感肌か?)
>獅子丸、お前は話をややこしくしないでくれ
>獅子丸!今だけは黙っててくれないか?
本日の可愛い獅子丸だ
なんか今回も固有名詞ネタがいろいろあるっぽいんですがいい加減固有名詞の元ネタを探るのは諦めました。
うわっついに来たよ同人ネタ。HIMIKO★神成、達也の親戚ですか?固有名詞の元ネタには大した意味がないと思うのでスルーするんですがこういう所は意味を持ってかぶせてきている可能性もあり怖いですね……。
大河同人誌読むの!!!??公式が同人を読む構図、しんどいな!?(ミステリ界隈にはままあることです)大手文字書きが万単位で読者抱えてるって、キングレオめちゃくちゃ大手ジャンルやんけ……。ていうか大河が漫画描きと文字書きの出版事情を把握してるのウケる……。仕事ですもんね……。やはり向こうの世界における同人界隈の事情を描いていくことが円居挽から俺達へのエールということなのか?
>探偵にとって助手は必要なものですが、あくまで助手は従ということをお忘れなく
名探偵モノとしていい台詞だな……。大河結構探偵してるけど……。
まぁ大河そもそも探偵に適正あるんだよな……一乗寺……ウッ……
寿司コンクールのことは何も知りませんが確かに今回のミステリパート、前に出たプロットを踏まえて次々と書き換えていき最終的にも多重解決するという点でチェスト丸太町なんだよな。
この辺り、円居挽が最近ツイートしてた物語レクチャーと合わせると興味深いですね……(https://twitter.com/vanmadoy/status/1091614495430963202)。
円居挽、本当にミステリ初心者講座向いていると思うからやって欲しい。貴方の敬愛するナチュラルボーン作家達にはできない仕事ですよ!!!
○倒叙で動機の重要性を低める
✕キングレオの出番が減る
↓
○倒叙(大河に嫌疑)でキングレオの物語という必然性を出す
✕「完全に解釈一致ですそして公式の(略)!」
↓
○死んで相手に呪いをかけるという動機
✕「キングレオはそんなことしない!」(ところで「真実よりも生者の幸福を優先する。城坂論語とはそういう奴なのだ」……)
↓
○動機はどうでもいいじゃん!キングレオというキャラを書くことが大事です!
✕「それはいいけど犯人を死なせるキングレオ解釈違いです(怒)(怒)(怒)」
→
キャラ解釈エンド(今更だけど隣にモデルいるのにキャラ呼ばわりウケる)
そうだ!キングレオが事件を未然に防ぐ!決め台詞!キングレオかっこいい!!!助手を従にして(というか助手出てこなかった)キングレオ自体を描いている!満点完璧!僕は帰ります!
→
動機エンド
動機は呪いじゃない、祝福なんだよ(鳥辺野有、祝いの龍師に弟子入りします?)
>この二人がわちゃわちゃしている画が浮かぶようで
ここ好き
大河が強火ファンに優しくしてくれて嬉しい。円居は強火ファンに優しくしてくれなくて嬉しくない(なんで最近ずっと読者に殺意向けてんの?)
でも実際のところ獅子丸は動機を見抜けなかったわけで、自分の理想の探偵を物語の中で作り出しており……ウッキサラヅカッコイイ……
というかここまで常識人に見えた大河も結構頭が狂っており、良さがある。箱庭にいる人間なんて全員マトモじゃありません。
大河が愛しているの、キングレオというキャラクターなのかよ……偶像じゃん……専門分野になって参りました……アイドルは遍在するからね……(いや獅子丸のことも愛してると思うよ)。
というかキングレオは呪いかもしれないけど獅子丸は呪いじゃなくない!?ししまう~~~……そんな悲しいこと言わないで……MUGENが解散しても龍也と琥珀さんはズッ友だょ……。
>大河は一度ああなったら最後、オレのことも放置する。まあ、たまにしかならないから別にいいんだが
構われてる自覚あったんだ……(可愛い……)
実在の人物を小説のキャラのモデルにするの、明らかに作家円居挽のやり方でウッとなる。撫子ちゃんが河原町で血が通い始めたの最高でしたよね。
>菩薩のように優しい大河
おう(そこまで言う?)。
獅子丸、鳥辺野有という事件を収束させるのが上手い!?名探偵!!!
1話に続き大河が探偵役かと思っていたけど、このもう一つの事件を収束させたのは獅子丸であり、多重解決。良さ。
>獅子丸は大河と過ごす日々を幸せだと思っている。
おう(知ってた)。
>だから弱音をおくびにも出さず、やがて優雅にこう答えた。
「やがて」でちょっと詰まっちゃってるのが可愛いよ獅子丸~~~。
終わりです。3話は3日後!頑張ろう人類~。
さて今回の論語君は!
シリーズここまでで論語君がしてきたことって人を唆すか獅子丸に嫌がらせをするかだったので、積極的に赤の他人の人生に嫌がらせをするようになってきたの、論語君の悪の総帥らしさが増してきて最高ですね。論語君、別に鳥辺野有のこと好きじゃないからな……。
人間の好きと無関心が激しい城坂論語、可愛い。でもキングレオだと基本的に人間を愛していないので最高。
論語君が話に入ってから明らかに会話のテンポがよくなってない?論語君全話皆勤を期待してもいいのか?
>大河さんの逆鱗を愛撫
あっこの表現キングレオの論語君っぽいですね……シモネタ解禁されてる所が……。純情でない感じが……。筆下ろしはNGでしたが……(御曹司の筆下ろしがNGだったのかな……)。
論語君、冒険では二人の仲を引き裂こうとしていたが心変わりしたんだな……。
いや別れの物語である以上、ラスボスである城坂論語(最高の響きだ)は別れを阻止する側に立たなければいけないという作品上の希求もあるのですが、確かに城坂論語というキャラクターは別れに対して拒否する機構なので凄くしっくりくる。しっくりくるのに悪役味もある。嬉しいですね。