人類!キングレオの帰還2話!
天親獅子丸、大河と同棲できなかったのになあなあで烏有と同棲しているな……(同棲オタク)。烏有の閾値を超えるポイントが完全に同居始めた恋人が切れるポイントなのでますます同棲だ……という気持ちになる。大河抜きで烏有と食事行けるようになって偉いじゃん。どういう距離感の同居だ。
>「繊細すぎるわ!」
今回本当に烏有のツッコミが好きで……欲しい所に烏有のツッコミがきて快感だ……。
作品の面白さのために矜持を捨てられる烏有、創作者として矜持があるのかないのかわからんな。
陽虎ちゃん!
やっぱりオウカガミの世界線、ルヴォワールではなくキングレオっぽいよな……?
一連の流れで陽虎ちゃんが「探偵」を憎む理屈よくわからないけど(自業自得という気がするので……)、真相の究明より今必死に短い余命を生きる人間の願いの方が大切だという理屈ならこちらの陽虎ちゃんも祝いの龍師に才があるのかもしれん……。まぁ裏の論語君という話だからストレートにそうはならないだろうが……。
恐喝王という悪を裁く悪、監察官という善を裁く善で対比だけど今後活躍の場があるのか?あって欲しい……あとタチバナの種の橘落としたのはだあれ問題の伏線回収して……。
>復縁しようとしてる男
元恋人の家に盗聴器云々もそうだが今回の比喩、一周回って直喩過ぎません!?合法BLなのはわかってますがあまりBLBLされるとこちらも恥ずかしいですよ!と思ったらそこがちゃんとトリックに使われていて面白かった、が、よく考えたら別に復縁の下りはいらなかったよね……?久々にBLとミステリのマリアージュを感じられてよかったな……
やり方がクソダサ!のツッコミがやっぱり烏有ナイスだ。俺達の代わりにこの次元に存在していてくれてありがとな。
小説家を目指していた獅子丸のことを烏有もレオも知らなくて、それは普段温厚(温厚か?そう思っているのは獅子丸だけでは?)な大河にとっても汚されれば機嫌が悪くなるほどの大事な思い出で、まだ二人だけの楽園はここにあったじゃん……という気持ちになってしまった。
それにしたって人間をいきなりブロック塀に叩きつける助手、機嫌が悪すぎる。怖いよ。ありし日の獅子丸の所作が移ってるじゃん……(しょげ……)。
鼻をよく鳴らす獅子丸、かわいい。毎回言ってる。
三ツ橋悦子懐かしいな!?
>キングレオが私を認知している?はああああ……
うわっ、一字一句オタクだ……。
レオは手足がないので実際の物証を探すとなると大河が動かなくてはいけない点、大河はレオの助手をやっているんだなと感じるな……悲しいことに……。獅子丸も四肢欠損とかがあれば大河に助手をやってもらえたのではないか。
原稿用紙換算で何文字書ければ挽回できるの話、円居挽だな……と思っちゃった……。円居挽が書く作家の物語に脆弱性があるので……。
ウゥ……作者がいくら叙述はメディアミックス向きじゃないから今後は控えますと言っても俺は丸太町ルヴォワールを一生愛し続けるしそれは読者に許された権利だから……。
>お前と一緒なのは楽しいが
レオ、獅子丸のデレモードだけ搭載していてわがままお姫様モードが撤去されてるのずるくないですか?
1話からそうなんだけど、地の文でレオのことをキングレオと呼ばれると緊張する。地の文は嘘をつかないので……。
悦子に腹が立ってる大河見て思わずざまみろ!になっちゃった。大河、お前調子に乗るなよ!!!
AIごときが論語君のこと悪く言うな。大河は獅子丸は間違いなく変わってしまったとか言える立場じゃないだろ。こっちのセリフだよこっちの。ツッコミ役の烏有を呼んでくれ……。
現在進行系でAIといちゃつきながら自分の過去の思い出を汚されないと信じている大河何?そういうとこだぞ。面倒くさいな本当に。
ケチ臭い獅子丸、かわいい(獅子丸はケチ臭くない)。大味のミステリは冒険から薄れてしまったがこういう所作にミステリを感じられて嬉しいよ……。
>二人の思いは複雑に縺れ(略
勝手に縺れてるのは大河だけでしょ!?!?獅子丸はシンプルに生きているのだが!?なんか今作の味わい、回想の2話に似ているな……。
仲直り、しないのか……。例えばレオが今後負けたとして本当に大河がちょちょっと謝ったら獅子丸はちょろいので全部を許す気がするけど、それで人間と人間の間にできた溝が埋まると思えないからハッピーエンドではないような……。いや、このハッピーエンドというのはBL的ハッピーではなく、探偵と助手の物語として大団円が迎えられるのかという……。
回想は終わりが明示された物語だったから、帰還でどうなるのかわからないのが不安で楽しみだ。いや普通物語の終わりとはそういうものですが。
>ミステリーでたまにある動機の応用編
『〇〇〇に〇〇〇』ですね。
恋人に振られたからって自暴自棄になって死のうとする獅子丸、わかりやすすぎる……。
私は基本一作品に推しは一人なので円居作品群では城坂論語のオタクとしての自我があるのですが、それでも天親獅子丸がどんどん好きになるの、いいよな……。主人公が愛される小説なんだな……という点で嬉しい。
そういうレベルの視点では天親大河が狂った(狂ってません)助手として人間になってくれたのもやっぱり嬉しく、読者から「大河テメェ!」って言われる助手の方が、探偵に箱の中に置き去りにされる助手よりずっといいから……。石岡君への風評被害やめてもらえます?
書籍版が出ている今となっては信じられないが、連載版の最終話には飛行船離陸前の大河の回想がなくて、私はそれを探偵と助手の物語として完全に欠陥だと思っていたんだよな……。勿論その時は帰還の詳細がなかったので怒っていたというのもあるが、やっぱりミステリを捨ててまで感情の物語に振り切ると言うなら、大河が何を思うか教えて欲しかった。
書籍版でそれが加筆されたことが私は本当に嬉しかったので、天親大河のこと「ワケわかんねー!狂ってるよ!!!」だけで見捨てたくないな……。実際天親大河には天親大河の正義がある……。そこに人間の獅子丸がいないだけで……。
でも今回はちょっといた……いたよね……?作家を目指す獅子丸は人間なので……。
加筆で思い出した。
最近メギドのイベストを読んでいて、いくら添削のない純粋な加筆であろうと加筆というのは必然的に読後感の修正を伴うので読者全員が喜ぶ加筆というのは存在しないんだろうなとよく思う。円居作品に限ってもBOX版の方が好きな表現があり、具体的に言うと河原町BOXの1章の最後は「なあ論語、お前は何を生き急いでいるんだ?」で「行き急ぐ」ってこんなにあの時の論語君にしっくりくる言葉ないのになんで修正したのかわからん……。でも、言葉は案外作者には予想もつかないところで読者に刺さるものだから、そういうものなのかもしれない。
ただ、加筆されて後から出てきた方が正史だと思う必要は必ずしもなくて、読者の手に渡った時点で既に君のものなのだから、どちらもが存在し、物語の可能性を広げるものだと思えばいいんじゃないかな、というのを加筆に苦しむ人を見るとよく思うよ。自戒を込めて。
次は2/20!楽しみですね。